カラーを白黒にする正しい方法

印刷屋さんに出す場合の話です。

白黒写真をデジタルで作る場合
カラーをグレースケールという形に変換します。
このグレースケールというのは256段階の諧調を持っています。

普通の場合、8ビットカラーで画像は調整します。
8ビットというのは2進数でいえば2の8乗になります。
2の8乗は256なので、白と黒の間を256段階で表現します。

パソコンのモニターはRGBの世界ですから(プリントはインクなのでCMYK)
Rが256 Gが256 Bが256
ということは
256の3乗で16,777,216
これがカラーを表現する時のデータ量です。

白黒が256段階

カラーが16,777,216段階

この極端なデータ量の違いには唖然としてしまいます。

アナログの白黒写真の諧調は無限です。

だからこそ、カラーより美しい白黒写真を表現できるのです。

そこで、格調高い白黒写真が欲しい時は、単純にグレースケールにしないのです。

カラーのまま彩度をさげて白黒にします。

 

彩度を下げる

フォトショップCS4

 

当然データ量は16,777,216段階の白黒写真が出来上がります。

ところが一つ問題なのは、印刷代がカラーと同じになるのです。

パソコンでも、安易にグレースケールにしないでカラーのまま白黒にする事を覚えといてください。

 

しかし、普通のモニターではあんまり違いがわからないかもしれません。

残念。

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