先日も芸能界や有名人が麻薬で逮捕されている。

麻薬の地下組織での蔓延は国の非常事態となり、青少年への浸透が社会問題になっている。

逮捕された芸能人

高知東生(たかちのぼる)、清原和博、高部あい、ASKA、酒井法子、槇原敬之、杉田光央(元「歌のお兄さん」)、清水健太郎、岩城滉一、中村耕一(元JAYWALK、J-WALK)、赤坂晃(光GENJI)、加勢大周、田代まさし 等

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まだまだ沢山いる。芸能人特有の自尊心と甘えが麻薬に手を出したと思える。

麻薬の危険性は周知されているのにもかかわらず、影で広がっていくのが麻薬の本当の恐ろしさだ。

麻薬に対する正確な知識も必要だろう。

ここで麻薬に関して知識をまとめてみた。


麻薬 

麻(酔)薬、催眠剤 英語 narcotic ナーカーテック (weblio辞典)
drug ドラッグ 麻薬、(その他の)有害な薬物、常用癖を作るもの、薬、薬品、薬剤、薬種(weblio辞典)

一般的な定義
定義1 通常はモルヒネやヘロインのようなケシから生成される麻薬性鎮痛薬のオピエートやオピオイドを指す
定義2 法律上の用語として、不正確に法律で規制された薬物を指して用いられることもある用語である
定義3 日本の法律上の麻薬

歴史上かつ医学上の麻薬の定義
麻酔薬のアヘン類のこと

国際条約上の定義
1912年の万国阿片条約から、1961年の麻薬に関する単一条約による麻薬の定義で、医学的な定義に大麻とコカインを追加したものである。

 

麻薬の種類

ヘロイン

アヘンに含まれるモルヒネから作られる麻薬。

現存するあらゆる薬物の中で「快」の面でも「悪」の面でも最高峰に位置するものとして、「薬物の王者」(The king of drug) の代名詞を持つ。

ロンドン・セントメアリー病院医学校のアルダー・ライトによって1874年に調合され、ドイツのバイエル社から鎮咳薬として1898年に発売された。

禁断症状
身体中の関節に走る激痛、小風に撫でられただけで素肌に走る激痛、体温の調節機能の狂いにより生じる激暑と酷寒の体感の数秒ごとの循環、身体中に湧き上がる強烈な不快感と倦怠感。

 

各国の薬物犯罪における最高刑

死刑 中国、韓国、エジプト、マレーシア、シンガポール、タイ 
無期懲役 日本、イギリス、フランス 
終身刑 アメリカ、オーストラリア 

 

アヘン

ケシの果実(いわゆるケシ坊主)に傷をつけて、アルカロイド樹脂を採取する
アヘンは、ケシの実から採取される。ケシの実から採取されるアルカロイドはオピエートと呼ばれ、そこから合成されるものがオピオイドである。

ケシから採取されたアルカロイドや、そこから合成される化合物は、鎮痛、陶酔といった作用があり、また高用量の摂取では昏睡や呼吸抑制を引き起こす。

けし

けし

このようなアルカロイドや、合成化合物には、モルヒネ、ヘロイン、コデイン、オキシコドンを含む。

観賞用ポピーは同じケシ科でも毒性はない。

ヒナゲシ

無害なヒナゲシ

あへん法により栽培等が禁止される「けし」
不正なケシの見分け方
http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_iyaku/plant/tokyo-keshi/

 

紀元前から鎮痛作用などが知られ用いられており、後にアヘン戦争を引き起こすなど重大な害悪を引き起こした。
現在では、1912年のハーグ阿片条約、これを引き継ぐ1961年の麻薬に関する単一条約において国際統制下にある。

覚醒剤

覚醒剤とは(シャブ、スピード)とは、アンフェタミン類の精神刺激薬である。

脳神経系に作用して心身の働きを一時的に活性化させる(ドーパミン作動性に作用する)ため、覚醒剤精神病と呼ばれる中毒症状を起こす。

それに伴い、乱用・依存を誘発することがある。

副作用
血圧上昇、散瞳など交感神経刺激症状が出現する。

発汗が活発になり、喉が異常に渇く。

内臓の働きは不活発になり多くは便秘状態となる。

性的気分は容易に増幅されるが、反面、男性の場合は薬効が強く作用している間は勃起不全となる。

輸入、輸出、製造 1年以上の有期懲役
所持、譲渡、譲受、使用 10年以下の懲役

 

日本国外における法規制
多くの国では、覚醒剤に関しては厳しく規制され、アジアでは最高刑を死刑と定める国もある。大麻には寛容な国でも例外ではない。

シンガポールでの不法製造や、マレーシアでの50グラム以上の覚醒剤所持・密輸入で、有罪の法定刑は死刑のみ

タイ王国においては譲渡目的での製造・密輸は死刑となり、譲渡・所持でも死刑または無期刑

中華人民共和国では50グラム以上の所持で死刑

大韓民国では営利目的のケースでは最高刑が死刑

イギリス、フランスが最高で無期懲役

アメリカ合衆国が州毎に違い、最高で終身刑となる州もある

大麻

大麻とは、アサの花冠、葉を乾燥または樹脂化、液体化させたもの。

アサの葉を乾燥させたものをマリファナ
アサの花冠を喫煙する場合はハッシッシ
樹脂を経口的に摂取する場合はガンジャやブハンという。

日本においては、大麻取締法により、大麻の所持、栽培、譲渡等に関して規制があり、その取扱には当局の許可を得ることが必要(免許制)であるが、実際の運用においてはほとんど許可を出さないのが実情である。

世界中の国で大麻は違法薬物であり、個人使用についても上記条約に従い処罰規定が置かれている。(ウルグアイ、北朝鮮を除く)

日本では、大麻取締法による規制を受ける麻薬(痲薬)の一種に分類され、無許可所持は最高刑が懲役5年営利目的の栽培は最高刑が懲役10年の犯罪である。

自生している大麻草を葉1枚であっても許可無く採取することは大麻取締法による違法行為にあたる。


コカイン

コカインは麻薬に関する単一条約で規制されている。麻薬及び向精神薬取締法における麻薬である。

コカインは薬物依存症の原因になる。

アメリカやヨーロッパの各国で麻薬として、所持や使用が規制されている薬物の1つである。

日本でも麻薬及び向精神薬取締法で規制対象になっている麻薬である。


脱法ハーブ(危険ドラッグ)

合法ハーブとも呼ばれ、脱法ドラッグの一種で、合成カンナビノイドを含有する化合品である。有名な製品は「スパイス」で英語圏では単に、合成大麻、偽大麻、K2とも呼ばれる。

日本では「海外でバスソルト(入浴剤)として販売される脱法ハーブ」のように、脱法ハーブの用語はもはやハーブという枠を外れて、脱法ドラッグを指す用語として用いている場合もある。

指定薬物制度
日本においては、脱法ハーブ、脱法ドラッグは医薬品に承認されているわけでもなく、食品や食品添加物に承認されているわけでもない。したがって無承認無許可の医薬品として対策されている。

脱法ハーブによる交通事故

薬効成分の種類を問わず薬物の影響下で、正常な運転が困難な状態、または正常な運転に支障が生じる恐れがある状態で自動車を走行する行為により人を死傷させた場合、危険運転致死傷に問われる。

危険運転致死傷 最高刑は致傷の最高が15年。致死の最高が20年。併合加重の場合は最高30年。


麻薬がなぜ違法

麻薬使用者は、

人間の精神や身体をボロボロにし、人間としての生活を営むことができなくなる。

幻覚・妄想などが、殺人や放火等の凶悪な犯罪や交通事故を引き起こす。

社会全体に対しても、取り返しのつかない被害を及ぼす可能性がある。

取り締まる一番の理由は、反社会的集団の資金源になる事である。

禁止されているのもには、高い値段がつく。

麻薬は常習性があり、それを買うために犯罪を犯したり、売春行為に走る。

それを影で仕切るのが反社会的集団である。

大麻に関しての間違った認識

よく大麻の無害性について書いているホームページを見かけるが、間違った認識が多いことに驚く。

その話しの出所はアメリカのワシントン州、コロラド州 である。

確かに合法なのだが、ワシントン州は公共の場での吸引は禁止されていて、違反チケットを切られます。コロラド州内でも自治体ごとに対応が異なっていて、販売店の開業を許可していない市や、持ち込みを禁止しているエリアもある。

アメリカは拳銃の所持が合法とされている国である。そして麻薬による犯罪が多発している。

日本とまるで事情が違うことをまず頭に入れて語る、客観性が大切だということを強調したい。

 

米国の連邦法では禁止しているが一般法は基本的に州法が優先されるため、大麻問題に関しても同様に州法が優先することとなっている。

 

2011年ワシントン州最高裁は「連邦法の下ではワシントン州の患者であっても合法的に大麻を使用する権利を持っているわけではない」とのべた。

 

つまり、大麻が合法とされていても、社会的には許容の範囲というわけだけで、正当な会社員が大麻を吸えば、やめさせられても文句が言えないということなのだ。

 

アメリカの50州のうち13州は「1オンスを超える量の所持」「大麻樹の所持」「大麻の栽培」「大麻の販売・輸送・配布」「所持量にかかわらず、販売目的での所持」などは重罪であり、懲役刑が科される。

 

ヨーロッパでも、大麻に関しては国でそれぞれ違う。

 

オランダ 
大麻などのソフトドラッグ使用者が多く、ソフトドラッグを完全追放できないと考える。これを禁止法で抑えつければ、闇市場に出回る結果となるので、行政がしっかり管理できる施設にのみ一定条件下でソフトドラッグ販売を許可し他の麻薬を厳しく取り締まる方針。
これはオランダの深刻な薬物汚染という国の事情が背景にある。
しかし2011年オランダ政府は向精神作用の強い大麻をハードドラッグとして指定。大麻規制が強化された。

 

イギリス
2004年に大麻の違法薬物としての分類が下げられ個人使用量相当の所持は取り締まりの対象外である。しかし大麻の有害性の知識を国民に広めるキャンペーンが始められた。

2006年に政府の専門委員会が大麻に関する科学的論文を総覧し、その影響について結論した。その結論は、「大麻は有害である。大麻を摂取すれば、広範囲な肉体的・精神的危険にさらされる。」という一文で始まる。

 

ドイツ
大麻の不法所持は違法であり、罰金及び禁固刑で罰せられる。

 

イタリア
2007年に医療用の大麻が解禁されたが、国内での栽培は認められていないため、高額な輸入品を買う必要があったので、厳重な警備のもと、イタリア軍施設で医療用大麻を生産する方針が発表された。ただし、民間での栽培は引き続き禁止となっている。

 

スウェーデン
大麻の製造、所持、販売は違法である。

 

ジャマイカ
ジャマイカでは1913年より施行された危険薬物法 (Dangerous Drugs Law) により、大麻の所持、売買、喫煙は禁止されており、違反者にはそれぞれに応じた罰金刑、懲役刑が科されている。2014年、少量のマリファナの所持を解禁した。

 

タイ王国
タイの法律では麻薬生成、販売に関わった場合は死罪、単純所持でも懲役刑が言い渡される可能性がある。

 

シンガポール
大麻を含む禁制薬物(麻薬・覚醒剤など)の所持に対しては厳罰を以って臨んでおり、死刑の判例がある。

 

インドネシア、マレーシアなどの東南アジア島嶼部
イスラム教圏であるので当然薬物は厳禁であり、シンガポール同様の厳罰政策をとっている。

 

模造麻薬見本

模造麻薬見本


麻薬に関して、世界の態度は温度差はあるが、大麻も含めて厳重に管理されており、厳罰の国も多い。

大麻など合法な国がある事を得意げに話しても、実情は異なっている。

厳しい国は、即死刑である。

それに比べると日本は、全世界から見れば、日本の刑罰が軽い部類にあると言える。

 

また、麻薬に手を染めて捕まり、後に更正したとしても、社会的制裁を厳しく受けることも周知の事実である。

どんな状況にあろうと、どんな言い訳をしようが、薬物に手を出す奴はバカであり無知である。

当たり前のことだ。