マイレージ マイライフ

マイレージ マイライフ

ジョージ・クルーニーが格好いい。彼の斜に構えた知的さは嫌いではない。
作品が違っても、役者の原質というのは漂ってくるものだ。

『JUNO/ジュノ』でその才能を高く評価されたジェイソン・ライトマン監督がジョージ・クルーニーを主演に迎えて描く人間ドラマ。『サムサッカー』の原作者でもあるウォルター・キルンの同名小説を基にリストラ担当として全国を駆け巡る男の、一見身軽そうだが実はそうでもない人生を軽快なテンポで見せる。ジョージ・クルーニーのペーソスにあふれた演技も見逃せないが、モザイクのようにさまざまな現代のキーワードが散りばめられた登場人物の生き方に共感を覚える。
シネマトゥデイ

 

Impression

この映画は、ある程度人生を生きてきた人が見るといい。

僕が思い出すのは『オーシャンズ11』『オーシャンズ12』『オーシャンズ13』だ。

すべてよく出来た作品だと思う。

オーシャンズ11

オーシャンズ11

ジョージ・クルーニーの魅力は「大人」である。

良いも悪いも、「大人」とはこんなもんだと思わせるところにある。


今回の映画も、「大人」の映画である。

自由で何ももたない生き方を続けている男にジョージ・クルーニーだ。

物語は、そんな男に恋人が出来る。

彼は、根無し草に別れを告げる決心をする。


この場面は、夢を追ったことがある人はわかると思う。

演劇や音楽、芸術、映像、自分の夢を追うのは身軽でないとやっていけない。

女性を好きになり、幸せにしてあげたいと思い始めると男は苦しみ出す。

好きな女性を好きになると、今の生活では幸せにすることが出来ないからだ。

つまり、生活を背負う決心をする。

これが「大人」である。


映画もこの筋書きで終わると思っていたが、その続きがあった。

そこからが本当の大人のストーリーだった。


ほろ苦い結末もジョージ・クルーニーならしょうがない。

何かを得るためには、何かを犠牲にしなくてはならない。

当たり前のことである。