いつも撮影しているピアノ発表会。

Steinway

Steinway

小さな子供達が懸命に習って来た曲を弾くのを撮影するのは、仕事とはいえ可愛いと感じるもんです。

私にも女の子がいて、小学生の低学年の時にはピアノ発表会に出ていました。

ピアノ発表会子供ドレス

ピアノ発表会子供ドレス

親ならば、その瞬間を記録したいという思いはよく分かります。

たった一枚の記録写真ですが、とても大きな想い出を持ってくれるものです。

もう30年も続けている職業ですが(東京時代を加えると40年)、続けられたのはきっと健気な子供達の心に触れられて、記録することが出来る喜びがあったからでしょう。

 

撮影のアングル

撮影のアングルは先生の好みがあり様々です。

ピアノの鍵盤が見えるポジションを望む方、顔が見えるアングルで撮影する方。

どちらも理由があり間違いではありません。

私の場合、特別な指示がなければ真横から撮影します。

ピアノは全体を入れると人物が小さくなりすぎるので、

指示がなければ、ピアノを一部カットして人物が入るアングルで撮影します。

1曲で2カット希望する先生もいらっしゃいますが、全体を入れて1枚、アップで1枚がいいでしょう。

どんなアングルでも可能なのですが、親からすれば顔がはっきり見える写真が1枚欲しいと思います。

ちゃんとピアノを弾いている瞬間

例えば、ピアノを弾く時みんな癖があります。

うつむいていたり、きょろきょろしたり低学年や幼稚園はなかなか落ち着いて弾いてはくれません。

しかし、よくレンズ越しに見ていると、一瞬まともに鍵盤に向かう瞬間があるものです。

その瞬間を逃さないようにすることです。

撮影は何枚か撮影します。

小さな子供はトラブルが多いし、曲が短いので、ピアノに座って音を出した時にまず1枚撮影します。

その後、一番まともに写る瞬間を探しながら更に何枚かを撮影するのです。

写真を見ると簡単に撮っているように見えますが、それなりの工夫が大切になります。

顔の向き

演奏曲によっては低音部分が多い場合、顔や目線は奥側になってしまいます。

記録写真なので、やはり顔はしっかり写っていたほうがいいのです。

しかし、最後までうつむいて、顔を上げない子もいます。

これはどうしようもありません。

一瞬でもいいから顔を上げるのを待ち続けてファインダーを覗く場合もよくあります。

根比べですね。

曲によっても違うシャッターチャンス

速いテンポの時、演奏者は大きく顔を振ったりします。

最近はストロボ無しで撮影する場合が多く、高感度の設定にするのですがやはり高速シャッターは切れません。

無理して撮るとぶれてしまいます。

そんな時は、体の動きが止まった瞬間を狙います。

また「エリーゼのために」などの曲の場合、必ず高音部のメロディーがあり、その時は顔をこちらに向けるので、その時がシャッターチャンスになります。

300mmくらいの望遠レンズで撮影していますのでブレが一番怖いのです。

少し回り込めばとれる場合もありますが、客席に三脚を組んでいますので、簡単に移動できません。

子供達は可愛いのですが、なかなかこちらの思うとおりのスタイルをやってくれないもんです。

 

ロングヘアー

ただ一つ、困ったことがあります。

ロングのおかっぱ風ヘアースタイルです。

この場合、どうしようもありません。

ピアノ発表会

ピアノ発表会

やはり髪の毛は耳を出していたほうがいいと思います。

年頃の女の子の場合、ヘアースタイルを注意しにくいかもしれませんが、せっかくの記念写真です。相談してみてください。