30名から40名の時の集合写真の話です。

前の列は、会場のパイプ椅子を使って並べます。

集合写真のセッティングをやっている時間に、集合写真に写る子を舞台に上げていきます。

後は生徒たちを並べればいいだけです。

この作業は先生たちがやる場合と、私がやる場合があります。

小さい子は当然前に座らせます。

後はどんどんひな壇に上げていけばいいのですが、

並べ終わって全体を見ると、生徒の背の高さがばらばらなので、

何かでこぼことした印象になってしまいます。

生徒たちの並び順は、前列が低学年で上に行くにしたがって、高学年になります。

これでいいんですが、集合写真の見栄えからいうと、でこぼこしている写真はあまりいいとはいえません。

小学生でも背の高い子は居ますし、中学生でも小柄な子が居ますので、並び順で、そのまま並べると、真ん中に背の高い子がいたり、両端に小柄な子が居たりしてしまうのです。

それは、並んでる本人たちはわかりません。

客席から見ないとわからないからです。

並び順を最初から決めている先生や、並び方に意味がある場合は

一応でこぼこだということを告げて、そのまま撮影します。

それで終わりなのですが、出来上がった写真を見て先生からクレームが出る場合もあります。

前列の子が大きすぎて、後ろの子供の姿が見えにくかったりする場合なのです。

なるべくそうならないように気は配るのですが、舞台の横からではわかりにくいので、出来上がって初めてわかる場合もあるからです。

すっきりとした集合写真を撮る為には、ひな壇にあげる前に生徒に指示をしなくてはなりません。

一度ひな壇に上げてしまうと、右左に移動できにくいものです。

特に上の段にいる生徒は、1メートルくらい高いので、移動の際に後ろに落ちて危ない場合もあります。

並べてからの移動は、最小限にしてあげたほうが、安全でスムーズになります。

並べ方

舞台にたまっている子供たちは学年順に並んでいるいます。

まず幼稚園や1年生を誘導するのですが、やはり背の高さがばらばらの場合がありますので、席に座る前に一番小さな子を真ん中に座らせて、その左右に子供たちを座らせます。

一度座らせると、なかなか動かせないのですばやく的確に位置を決めてあげて座らせるのがポイントです。

次に2列目ですが、そのまま並ばせると、右端が小さな子になり、左端が大きな子となります。

つまり右下がりの斜めになってしまいます。

なので、真ん中まで移動させてそこでとめます。

奥に行かないようにするためです。

左端を埋めたら、生徒たちに逆の入り口に行くように指示をするのです。

こうすると、大体真ん中が低く両サイドが背が高くなりバランスが取れます。

ただし、あんまりキチキチに並べないようにしないと、後の微調整が難しくなるのです。

2列目、3列目も同じように並べていきます。

そして一番上の列は残しておきます。

この時点で、一度全体を見て微調整をしていきます。

下の段の子を上に上げたり、左右を入れ替えたりします。

ここで、大体仕上げていき最後に一番上の生徒を段の上に上げます。

なんだか大変なように思えますが、流れ作業でやっているので現場でもたつく事はありません。

完全にはなりませんので、見た目違和感がないようにするためです。

また、いくら背の差があっても高校生の小柄な子を小学生の列の真ん中には持って行きません。

そう、大体きれいに並んでいて、学年の高い子が上に来ていれば良しとします。

この並べる作業に時間をかけてしまうと、最初に並べた低学年の子供が飽きてしまうので、なるべくすばやくやる必要があります。

35名くらいなら10分以内でやるようにしています。

大体並べたら、すばやく撮影位置に行き、大声でみんなに指示をして撮影開始です。

長与町民文化ホール

「はい撮りますよ。いちにーのさん」

バシャ!

これでおしまいです。

 

集合写真にもうまい下手があります。

それは、この並べ方なのです。

すばやく、的確に並べていく。

目立たないですが、これが写真屋の腕の見せどころです。