日本のオーパーツたち 2

オーパーツは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指す。

 

英語の「out-of-place artifacts」を略して「OOPARTS」とした語で、つまり「場違いな工芸品」という意味である。

解明されたものもあるし、現在も不明なものだ。

 

しかし、偽物もおおい。

 

オーパーツの「水晶ドクロ」すべて偽物と確定!マヤ文明時代のものはウソ!という記事がネットを駆け巡っている。

水晶ドクロ

水晶ドクロ

 

スミソニアン博物館発
古代マヤの秘宝!“在りえない”水晶ドクロの真実
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/bknm/20160123/p_4.html

NHK 『幻解!超常ファイル・ダークサイド ミステリー』
http://ameblo.jp/aries-misa/entry-11827765659.html

40年前の調査では用いられなかった走査電子顕微鏡で、丹念に磨かれた表面の分析が行われた。

その結果、上顎の一部に鋭く深い直線が刻まれており、これはダイヤモンドの粉を埋め込んだ刃を、高速で回転させる研磨機械によって付けられた跡だと判明した。

古代のロマンもいいのだが、嘘はいけない。

本当のオーパーツまで偽物扱いされるからである。

日本のオーパーツたち 2

オーパーツとして紹介されているが、真のオーパーツとは思われないものもおおい。

ただ、学術調査が進めば、日本のことがよく分かるはずである。

 

与那国島の海底遺跡
日本トランスオーシャン航空(株) 美ら島物語
http://www.churashima.net/index.html
階段状になった巨大な壁が高さおよそ25m、幅東西約250m、南北150mにもわたる、巨大な物体。現在も調査活動が続いていて、この範囲がさらに大きくなるかもしれません。

琉球大学主催で本格調査が実施された。そして、採集した遺跡のサンプルから年代の特定が行われた結果、遺跡が水没した年代は、10世紀後半から11世紀前半にかけての時代であることが判明したと主張されている(論文・報告書は未公刊のため、この主張の客観的検証は現時点では不可能)。

与那国島の海底遺跡

与那国島の海底遺跡

ただし「遺跡」と考える考古学者・地質学者は一人もいないという事だ。

さらに正確な年代測定が行なわれれば、この問題に決着がつく。

 

聖徳太子の地球儀

聖徳太子の地球儀(しょうとくたいしのちきゅうぎ)は、兵庫県太子町の斑鳩寺に伝わるソフトボール大の地球儀のこと。

聖徳太子の地球儀

聖徳太子の地球儀

表面には南北アメリカ大陸や、ユーラシア大陸などがレリーフのように描かれている。また、1800年代に発見された南極大陸に相当する大陸や、ムー大陸に相当する部分にも大陸が描かれている。西暦606年に聖徳太子によって建立されたと伝わる斑鳩寺には、聖徳太子ゆかりとされる宝物が所蔵されており、江戸時代に目録『常什物帳』が作成された。その中の「地中石」と記載されているのがこの地球儀であるといわれ、少なくともその頃から存在していたと考えられている。

地球儀の表面には「墨瓦臘泥加(メガラニカ)」という文字が書かれていることも判明した。
「墨瓦臘泥加(メガラニカ)」とは、南半球に存在すると考えられていた想像上の大陸である。

 

オーパーツとしてとらえるより、その入手先を調べることにより、中国や朝鮮半島のつながりやその当時の世界認識がわかるはずだ。

これ以外に、

黒又山

黒又山は、地元では「クロマンタ」と愛称され、山頂には本宮神社がある。

山の形がピラミッドに似ているので、古代のロマンをかきたてる山としてマニアでは知られている。

黒又山

黒又山

黒又山のすぐ近くには、国特別史跡「大湯環状列石(ストーンサークル)」がある。

大湯環状列石

大湯環状列石

これらは墓地遺跡ではなく祭祀遺跡の可能性の方が強い。
いずれも縄文時代の葬送や祭祀にかかわる遺構とみられ、世界的に広がるストーンサークルやウッドサークルとともに人類に普遍的な円環の思想をそこに看取し、注目する立場がある。

 

古代の遺跡は謎だらけである。

 

前方後円墳、四隅突出墳、銅鐸、縄文土偶などよく分からないものがたくさんある。

 

前方後円墳

前方後円墳

四隅突出墳

四隅突出墳

銅鐸

銅鐸

遮光器土偶

遮光器土偶

合掌土偶

合掌土偶

筒型土偶 茨城県 戸立石遺跡

筒型土偶 茨城県 戸立石遺跡

 

さらに学術調査が進むことを望む。

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