Artworks まなびながさきブログ

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草食系男子とひきこもり

   

先日NHKのテレビ番組で「草食系」と呼ばれている若者たちに対しての討論番組がありました。
草食系男子の定義はさまざまですが、、恋愛やセックスに「縁がない」わけではないのに「積極的」ではない・・や、心が優しく、男らしさに縛られておらず、恋愛にガツガツせず、傷ついたり傷つけたりすることが苦手な男子のことなど、肯定的であったり否定的であったりと、さまざまです。
そんな草食系男子と呼ばれている人たちの中の意見に、「自分の価値観をとても大事にする」という意見がありました。
価値観とはよく聴く言葉です。
自分の価値観とは何でしょうか。若い青年がいとも簡単に自分の価値観について述べるのは、とても疑問に思えるんです。
若い人たちのいう価値観とは、簡単にいえば好き嫌いだと思うんです。
争うのが嫌い、人と会うのが億劫。競争が嫌いなど、その人独自の価値観というより、もっと単純な好き嫌いだと思うんです。
卵が好き、野菜が嫌いというのは価値観ではありません。
自分独自の価値観というのは、もっと客観性を持っているものです。そのためには、見聞を広めなくてはいけません。
つまり、ものさしが必要なのです。
討論の中にインターネットの話が出てきましたが、インターネットでは見聞は広がらないと確信しています。インターネットはただの情報で、リアルタイムな情報の垂れ流しです。
そこには人間の五感は希薄です。
人間が生物である以上、聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚から情報を得ることが出ます。これらの感覚が、いわゆる「リアル」や「実感」なのです。
誰もが感じていると思いますが、インターネットは「ものさし」にならないでしょう。
ひきこもりの若者と話すとき、どこか「草食系」と呼ぶニュアンスに近いものを感じています。
「ひきこもり」は「草食系」でしょうか。
もしかしたら、つながっているような気がします。
どこがつながっているかというと、見た目やおとなしさではなく、「価値観」が狭いという点です。
もっときつくいえば、正常な価値観がなく、好き嫌いを価値観だと思い込んでいる
この点だと思えるのです。
草食系男子とは、うまく考えられたネーミングですね。対語が肉食系
わかりやすいたとえですが、こんなわけ方は危険なんです。
そのうち、流行遅れになる造語ですが、その中に潜む若者たちの特質を
妙に見抜いていて、気になった言葉でした。

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