「天動説」の嫌煙運動と温暖化 魔女狩りがまかりとおる世界

2020年1月に放送された、「ホンマでっか」の番組の中で、喫煙推進派の論客、武田邦彦氏が、タバコの害について話すくだりがあった。

肺がん検診のお知らせ

その内容は、東京都文京区の「肺がん検診のお知らせ」のパンレットに書かれている文言で

「肺がん死の二人にひとりは、たばこが原因とはいえません」と書かれている。

この文章の趣旨は、喫煙以外の肺がんが増えていることから、たばこを吸っていない人に肺がんの検診を強く進める内容である。

グラフ

これは、タバコを撲滅すれば、肺がんや成人病をすべてなくせるかのような、言論の風潮に、待ったをかけた形になった。

さらに言えば、肺がんの増加を真剣に考え、本気で肺がんをなくそうとする医師の登場でもあろう。

「タバコを吸うと肺ガンになる」という嘘は、少しずつ化けの皮が剥がれてきているのだが、世間の風潮では、はっきり言わない医者たちが大半である。

喫煙と肺がんの実はよく知られていない関係
タバコは一体何が体によくないのか
https://toyokeizai.net/articles/-/211607

私が最近手術をした肺腺ガンの患者さん100人のうち、半数以上の60人が非喫煙者でした。肺腺ガンは、肺ガンの半分以上を占める代表的なガンですから、このデータを見る限り「タバコを吸うから肺ガンになる」とは限らないと思います。

もちろん肺腺ガン以外の肺ガンはタバコとの因果関係が明らかになっていますが、それは80歳くらいまで生きた場合の統計です。たとえば30から40代の人たちでみれば、30代の男性が40代までに肺ガンを含めたすべてのガンになる確率というのはわずか0・5%しかありません。

つまり、タバコを吸ってガンになったというのは、80歳のじいさんたちの統計であって、若い男性がタバコを吸っていても、ガンになる確率は極端に低いという事実がある。

この外科医の先生は、「タバコを吸って肺ガンになる心配はあまりしなくていいです。でも肺ガンになってからはひどい目に遭うことを覚悟してください。それがいやなら、今すぐタバコをやめてください」と言っている。

確かにそうだろう。

ただ、これはすべての病気にいえることだと思う。

痛風や糖尿病の患者に、病気になりたくなかったら、食生活の乱れや運動不足、肥満、ストレスを直ちに解消しなさい。なったらひどい目にあいますよってことだ。

喫煙の影響は約30年後に現れるってよ

喫煙と肺がんによる死亡との関係をみると、約30年ものタイムラグがあるといわれており、喫煙の影響による肺がんで死亡に至るのは、喫煙を始めてからおよそ30年後であるといわれています。

肺がんのリスクファクター:大気汚染の影響
https://medicalnote.jp/contents/171212-005-DQ

つまり、二十歳で吸い始めると五十歳以上になって初めて、そのリスクが現れるというものである。

これがタバコのリスクという。

昔だったら、五十歳以上はすでに老人であり、何の病気で死んでもおかしくない。

これなら、酒でも同じことが言える。三十年も飲み続けりゃ、肝臓だって悪くなることは当たり前だからだ。

肺がんの本当の問題は、女性の腺がんが増加傾向にあるという事である。

これだけ喫煙者が減っているのに、タバコを吸わない女性に腺がんが増えている事実がある。

この事に疑問を持つ医者たちも大勢いるのだ。

本当の原因

タバコ以外の原因として考えられるものとして、大気汚染が挙げられている。PM2.5とか排気ガスもそうだろう。

素人の私が想像しても、当然だと思う。

極端な嫌煙運動は、こんな科学的事実をもみつぶしてしまっているのが怖い。

地球温暖化もそうである。

いまだに、温暖化になって南極の氷が解けて地球は水浸しになるっていう嘘が、まかり通っているのが怖い。

2020年の現在でも、「南極の氷は増加している」という科学者と、「南極の巨大氷河が急速に解けている」という学者がいる。

これなんかは、科学の世界の話なので、正面切って話し合ってもらいたいのだが、何でもかんでも、地球温暖化にせいにしてしまっている、マスコミや御用学者が、議論を阻んでいるように思える。

本当の原因を追究してほしい

責任を取らないマスコミにあおられても、科学的事実を隠さない、科学者や医者が必要である。

ガリレオが「地動説」を唱えたとき、時の権力キリスト教は「天動説」を支持していて、ガリレイを捕まえた。

ガリレオ

ガリレオは「それでも地球は回っている」とつぶやいたという。

今の時代のガリレオ達は、めげずに頑張ってほしいと強く思うのだ。