プロは中型カメラがメイン

今まで話している内容は、ほとんどが小型一眼レフカメラの話ばかりでしたが、実際の仕事となると、中型カメラが大活躍します。

中型カメラとは、ブローニーフィルムを使えるカメラで、6X6 6X7 6X9(サイズはセンチ)というフィルムサイズです。

ハッセル マミヤRZ ペンタ6X7 などのカメラがあります。

名機 ハッセル500C

名機 ハッセル500C

 

更にきれいな写真を要求される場合には4X5(サイズはインチ、シノゴ)という大型カメラを使用します。

Toyo 4x5

Toyo 4x5

 

 

すべてマニュアルでおこなう作業

こうなってくると、一般の小型一眼レフカメラを使うのとは、わけが違ってきます。

大きいカメラですから、三脚も必要、露出計、フラッシュメーターなど必需品が増えてきます。

セコニック

セコニック

僕の場合、オートの露出計はつけていないので、すべて自分で露出をはかり、決定します。

大型ポスターや雑誌の表紙などが、この大型カメラや中型カメラを使って撮影されています。

 

一般の方が同じように撮影しても、フィルムサイズがこんなに違うのでは、同じように写らないのも当然です。

 

プロのカメラマンになる方法

プロのカメラマンになりたいのなら、これらのカメラの操作を学ばなくてはなりません。

感覚やセンスだけではなく、職人的な要素が強い部分です。

お金を払って、写真学校にいくより、何とかしてプロのカメラマンのアシスタントをやるとか、スタジオマンをやるとか、今の時代では場違いかもしれませんが、職人さんになる覚悟が必要です。

アシスタント

アシスタント

 

一眼レフだけでプロの仕事をこなせる場合もあります。

新聞社や雑誌の記事、学校や幼稚園のスナップ関係の写真で商売している場合ですが、やはり、中型カメラが必要な場合もあるでしょう。

 

カメラマンは職人

写真作家のように、映像的な創作だけで仕事をする場合を除き、アートな雰囲気がありますが、ほとんどのカメラマンが職人的技術で生活費を稼いでいる場合が多いでしょう。

どんな職業でも、同じでしょうが、華やかな部分だけでは成り立ちにくいものです。プロというのは、その知識と技術を持っているものなのです。

 

優雅に泳ぐ白鳥も、水面下では、たえず足をかいているものだ (by 花形満)

花形満

花形満

 

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