スマホからガラケーに戻す。正解!
先月、スマホをガラケーに変えた。
僕の生活には、何の変化もない。
いや、一つある。
毎日やっていた、携帯電話の充電をしなくなった。
とても楽である。
僕が携帯を手にしたのは、28年前である。
それ以来、番号と会社は変っていない。
最初の携帯電話は高かった。本体も通話料もである。
だから、携帯電話は着信専用だった。
電話をかけるのは、仕事場に行くか、電話ボックスに入り、テレフォンカードで電話をかけていた。
そういえば、この前戸棚を整理していたら、使っていないテレフォンカードが何枚か出てきた。
「まだ使えるな」
そう思ったが、財布に入れてもきっと使わないと思い、そのまま仕舞った。
(最近の若いやつらはテレフォンカードの使い方を知らないと言う)
スマホをガラケーに変えたわけは、
2度落として、表面のガラスを割ったからだ。
1度目は修理してもらった。そして3日後又落として割ってしまった。
本体は大丈夫だったが、ディスプレイにひびの入ったスマホを眺めて、もうガラケーに変えようと思ったのだ。
タブレットも持っていて、ネットの環境は整っている。
契約の縛りもなかったので、すんなりと変更できた。
新らし物好きなので、スマホにもすぐ飛びついた。
友人から持っていたスマホを見せられて、僕の心にもすぐ火がついた。
スマホのアプリで気に入ったのが、星座が見れる奴と、カーナビだ。
しかし、やはり後輩が持っていた、アイパッドにも火がついた。
すぐ火がつくのだ。
しかし、みんなの言うとおり、熱しやすく冷めやすい。
色んな理由を付けて、スマホを解約した。
そして、最初に書いたとおり、ガラケーに変えたのは正解だった。
新しいスマホは、中途半端に大きくスーツの何処に入れていいか悩んでいた事に開放されて、正直ほっとした。
スマホが悪いとは言わない。
速い回線もスタートし、スマホは電話ではなくパソコンだ。
パソコンだから何でも出来る。
だけど、最初は電話の進化形のはずだった。
しかし、蓋を開けてみれば、パソコンの中に電話の機能が入った物だった。
電話の機能がついている限り、バッテリーが無くなることはまずい。
そして、何時も持ってあるかなければならない。
これが、精神的な縛りだったのだ。
それが何時も頭にあったのだ。
バッテリーがすぐなくなるのは、色んなソフトが情報を更新し
アクセスを繰り返すためだ。
ネットを見ると、アプリを切って、電池を長持ちさせる術がたくさん載っている。
何という矛盾だろう。
結局僕はそこに行き着いてしまったのだ。
電話は電話の方がいい。
小さくてスーツの何処でも入れられて、一週間くらいほっといても、電池がなくならない物。それはガラケーだった。
というわけで、ネットはタブレット。電話はガラケー。
確かドコモでも推奨しているスタイルだ。
結局僕は新しいスタイルに、飛びついただけかも知れない。
ただ、自分のスタイルは何かというのが、少しわかったような気がしている。