ゾンビは嫌いだ
ハリウッド映画は大好きなのだが、ホラーものによく出てくる「ゾンビ」の設定が好きになれない。
B級ホラーには、必ず出てくる。
せっかく良いストーリーで気持ちよくみていると、ラストシーンにはゾンビの大群が主人公を襲うという、あまりにもご都合主義で平凡なシーンの繰り返しで、げんなりしてしまう。
「ゾンビ」は都合が良いのだ。 まず、殺しても死なない。
役者の人も、繰り返しつかえるので、人数が少なくて済む。
さらに役者はホラーメイクとぼろの衣装で良い。
役者にもうまい演技はいらない。
いらなくなったら、太陽の光を当てれば良い。
そしてゾンビは歩くのが遅い。
なぜか膝を曲げないで歩くからだ。
頭も悪い。 足が遅いが、必ず主人公に追いつく。
安易にゾンビを登場させないで欲しい。
映画が台無しになってしまう。
ゾンビが出てくると、一部のストーリーが見えてしまうのだ。
「ゾンビ」というキャラクターは、ホラー映画の優れた発明だと思うのだが、その使い道を、プロデューサーはよくよく考えて欲しい。
映画好きの戯言である。
死霊のはらわた(1981) こいつは面白かった。