断捨離とイージーライダー

最近、テレビで芸能人の人が「断捨離」やってます・・みたいな事をいっていた。

気になって調べていたら 基本的にはヨーガの行法「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」 という事のようだ。

バクティ・ヨーガ

バクティ・ヨーガ

なぜ気になったかというと、今年60才になったからだ。

59才だと考えなかった事が、60才になったとたん考え始めてきたのだ。

自分でもおかしいが、事実そうなのである。

 

ネットにも断捨離お勧め的なことがたくさん載っている。

一年以上使ってないものは全部捨てる! 捨てると、なぜ運が良くなるのか? (最近WEBライターの仕事をしていて思うのだが、ネットの情報やまとめは、仕事で書いている人が多い。

大体アフェリエイト用なのだが、オリジナルの文章郡が有り、そのコピーか、焼き直し版が殆どだ。

あんまり信用しすぎるのもどうかと思いますよ) 良い事ずくめのようだが、自分のみの周りを見て確かに物が多すぎる。

それも、100均で買った物や、捨てきれない洋服である。

若い時はいつか着るだろうと思っていたが、 60才だと「もう着ないな」と思うようになる。  

 

イージーライダ

イージーライダ

イージーライダーという映画があった。

リバイバルをネットの映画で見直したが少ししんみりとした。

自由を求める主人公が、「善良な市民」から殺されるのが結末だからだ。

あの時代「自由」は、反体制から始まった。

学生運動、ヒッピー、フォークソング いずれも、体制に与しない反抗的な生き方の象徴だったのだ。

 

だから、僕も会社に入らず、カメラマンの道を選んだ。

世界をうろつき、スタジオを持ち、結婚して子供が出来、 やりたい事を好きなようになってきたつもりだったが・・ 僕の「自由」は、少し手垢がつきすぎたようだ。

その垢が「物」だと思うようになった。

 

老人へ向かうイージーライダーは、 自慢のバイクを磨き上げ、まず家を出る事から始めなくてはならない。

断捨離という言葉は気になるけど、ヨガなどやった事もないし プチ断捨離なんていう言葉を聞くと、興味も薄れてくる。

イージーライダーのラスト

イージーライダーのラスト

おじさんはイージーライダーの方がしっくりくる。

それをまたやるか。  

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