羽生結弦と五郎丸の不思議な共通点
フィギュアスケートの絶対王者、羽生結弦とラクビー界の超新星五郎丸歩には、大きな共通点がある。
それは刀印を切る動作である。
羽生結弦のプログラムはSEIMEI バルセロナのグランプリファイナルで、前人未到の330.43点をたたき出した、プログラムである。
プログラムの出だしで、羽生結弦は刀印切る。
刀印とは刀を表す九字法である。 密教の邪気を払う真言から発生した九字法は、主に陰陽道、修験道で用いられ、精神集中や厄除けの手段として武士や忍者にも広く用いられた。
SEIMEIは陰陽師安倍晴明の楽曲なので、振り付けにこの刀印を取り入れた。
じつは、この刀印が、悪霊を退散させる魔力を発揮したのである。
五郎丸は実力のあるラガーである。
プレースキックを蹴る前のルーティンとしてあのポーズが印象的である。
あのポーズは刀印もしくは臨の印を合体したような指の形だ。
絶対勝てっこないといわれていた強豪を打ち破るには、この印が超絶な魔力を発揮したと思われる。
不思議だか、この両名のポーズが九字法だったのだ。
偶然なのか必然なのかわからないが、両名とも日本の魔術、九字法を使っていた。
そして、不可能を可能にしてしまった。
今思えば、プロ野球のイチロー選手のルーティン。
バットを前に出し集中する。
彼も又、バットで刀印を切っていた。
そして、世界を相手に偉大なる業績を築いている。
密教の邪気を払う真言から発生した九字法の威力。
不思議だが事実である。