待ち伏せ 大リーグボール1号の撮影術
宮城県の日本三景の松島湾 遊覧船で島々を回りました。
天気は雨を偶然避けて、つかの間の快晴。
遊覧船はカモメのえさやりを売りにしていて、確かにものすごい数のカモメが、 客のやる「河童えびせん」に群がってきます。
空を飛ぶ鳥の撮影は難しいのです。
望遠で狙いたいところだが、鳥の飛ぶスピードは思ったより早い。
そこで、カモメを追い回すより アングルを決めて、そのアングルに入った被写体を撮影するという方法に変えました。
スピードのある被写体を撮影する場合待ち伏せは有効です。
待ち伏せが有効な場合は、意外と多いものです。
スポーツ ステージ写真
待ち伏せを有効な撮影方法にするには、予測することです。
正確に相手の動きを予測できた時、絶妙なアングルで素晴らしい瞬間を撮影できます。
予測する事で技の精度が上がるのは、カメラマンだけではありません。
剣道などの武道やスポーツなどは、ほとんどこの予測が必要です。
いわゆる勘がさえた状況が、最強になるのです。
その為には被写体を観察します。
そして、その動きの癖をいち早く見抜くことです。
相手の動きを追いかけるだけでは、いいシャッターは切れません。
偶然に頼るのではなく、必然のシャッターチャンスをものにするには、オートフォーカスに頼り切った撮影ではなく マニュアルのピント合わせも大切になります。
星飛雄馬の大リーグボール1号
それこそが、写真の一つの極意となります。