長崎のウォーターフロント 無国籍だけど整備されています。
長崎の大波止から松ヶ枝埠頭までは、年々整備されている地域だ。
昔の長崎の大波止を知る人間とすれば、まったく変ってしまったという印象が強い。
大波止は、ゆめタウン夢彩都という大型商業ビルが建ち、買い物客で賑わっている。
海岸線を歩いて行くと、出島ワーフという桟橋エリアがあり、ヨットなどがつながれている。
更に進んでいくと水辺の森公園という広いエリアが続き、更に進むと松ヶ枝埠頭という大型客船が停泊する埠頭となる。
綺麗は綺麗なので、子供連れの人は散策をお勧めする。
水辺の森公園はかなり広いので、遊具を持っていってもいい。
この公園の脇には、県立美術館が建っている。
いろんな企画展が行なわれているので、アート系が好きな人は覗いてみてもいい。
大型船が着けばこの公園から見ることが出来る。
海辺であり、整備されていて水路も多く、長崎市民も多いエリアである。
桟橋から見た外港方面、女神大橋が見える。
こちらの方向が長崎市内方向
長崎人としてこの地域を見れば、少し気恥ずかしい感じになってしまう。
無国籍の港町風景、いわいる「お洒落なウォーターフロント」がなんかこそばゆい。
長崎市民でも、ここが昔からの長崎だとは誰も思っていないだろう。
だからといってけなしているわけではない。
若い長崎人にしてみれば、これが長崎の原風景となっていくはずだ。
観光の人にとって、綺麗で整備された場所を提供することはいい事である。
ただ、本当の長崎を見たいのなら、対岸に見える場所に行って欲しい。
三菱の工場が建ち並び、所々に仕事に使われている小型船が桟橋につながれている。
油まみれの作業着を着たおじさん達がうろうろしていている町。
それもまた長崎である。
道路を進んでいくと、突然大きな船が現れている。
これは感動すると思う。
新しい長崎の風景である。