事務所の引っ越し
2018年3月26日で、10年以上構えていた中園町の事務所を引っ越すことにした。
長崎市の住吉は中心地から離れているが賑やかな街である。特に事務所のあったマンションはアーケードの中にあったので、便利さは一級品だった。
引越し先は旭町という所で実家である。近所にはコンビニはない。昔は賑やかだったのだが、港が三重に移って以来急激に寂れてしまった。
家を出てから40年が経つ。まあスタートライン戻ったということか。
引っ越しで考えた事
まず、物が多い。
人間というのは物を集める生き物なんだなと改めて思う。
必要なもの、必要でないものの区別もつかないほど雑多なもので溢れている。
まあ、写真の道具が多いのは職業柄だが、生活に絶対必要なもの以外の物に囲まれて暮らしていたのがよく分かる。
断捨離(だんしゃり)という言葉がある。宗教語かと思ったが山下英子さんの著書で使われた言葉で登録商標もされているという。
禅の修行、仏教では「拘りを捨てる、執着を捨てる」という教えがある。
この事の意味である。
まだまだこだわりを捨てさるといった、宗教道に埋没をしたくない年齢で、浮世の垢にまみれても居たい年齢である。
心身ともに簡素にという生活者を尊敬はしてもなりたいとは思わない。
ほどほどである。
いい加減でいい。
いい加減とは、良い加減ということである。
そんな事を考えつつ引っ越しをしたという今年のマイトピックスだ。
というわけで、事務所が旭町になりました。
ご報告までに。