祠だけで寂しい 稲佐山神社
稲佐山山頂に神社がある。
神社というのは名前だけで、実際は祠だけがある。
祠の中には天照大神の札があるだけだ。
写真でもわかるように簡単な作りで、信仰の場所というふうでもなく、とりあえず建てたという感じである。
石碑が有り、昭和34年に田川市長の名前がある。
今から20年ほど前、この場所に来たことがある。
その時もこんな感じだったが、八大龍王の御札が有り回りの見晴らしはもっとよかった。
稲佐山は長崎の観光スポットだ。
山頂のまわりは整備されつつあり、小奇麗になってきている。
だったらせめてこの祠も、もう少し奇麗にしてほしいものだ。
稲佐地区の信仰は、海岸沿いの奇岩や崖にあったのだろう。
現在は埋め立てが進んで過去の地形がわからないが、昔は凡庸な山の一つだったのだろう。