干からびたザリガニ ダブル高気圧とフィリピン沖の上昇気流
2018年8月14日 長崎市の気温は37.2度だった。
なんと体温より暑い。
今年が異常に暑い理由は「ダブル高気圧」だ。
列島上空には今月中旬以降、地表近くの太平洋高気圧と、高層のチベット高気圧が重なり合って居座っており、この影響で強い日差しとともに、上空から熱波が降り注いでいるという。
つまり太平洋高気圧とチベット高気圧のダブル高気圧で熱暑になっているわけだ。
実はさらに
気象庁によると、7月ごろからフィリピン沖で、海水温が平年より0・5度高い29・5~30度に上昇した。これにより海上の空気が温められて上昇気流が発生。上昇気流は一定の高さで水平方向へ分かれ、太平洋高気圧の上空に達した後に下降。それとともに気流は圧縮されて熱風に変わり日本へ届いた。2013.8.13 産経ニュース
フィリピン沖の上昇気流も追い打ちをかけている。
実はこのダブル高気圧、2013年つまり5年前にも起こっている。その時には 気象予報士の森田正光氏、千年に1度の「千年猛暑」と言っていた。
2010年6-8月 日本で「観測史上最も暑い夏」といわれていた。さらに気象庁はこの猛暑を30年に1度の異常気象と認定している。2010年9月5日京都府で観測史上最高、9月としては全国観測史上1位の39.9℃を観測したとある。
たしかに暑いが今年はもっと暑い。
記録を読むと、全国観測史上1位っていう言葉がいつも書かれている。気象に関しては、あんまり予測はあたっていないような気がする。
それなのに地球温暖化がどうしたとか言っているが、あまり信用できそうにもない。
8月14日、長崎稲佐の外人墓地の蓮池の池の水が干上がっていた。
4時半頃墓参りで通ったのだが、乾燥したザリガニを見つける。
人間にとっても酷暑だけど、いろんな生き物も辛い夏なんだなと思う。