長崎港のイルカ。 和して流せずが基本

長崎港にイルカが出現してニュースになった。

なんとなく微笑ましい。

長崎のニュース!NBC報道制作部(公式)@nbc_nagasaki
2018年12月20日
長崎港にイルカの群れ
ドローンで撮影しました。 pic.twitter.com/o0Tr2YuuAq

長崎港に多くのイルカが入ってきています。午前11時過ぎの長崎港で複数のイルカが泳いでいるのが確認できました。イルカが、魚を追って飛び跳ねる様子もみられました。水辺の森公園前の海上など港のかなり奥まで入ってきていて、大波止ターミナルからも確認できました。
長崎港にイルカ http://www.ncctv.co.jp/news/62418.html

古代、大村湾や長崎港近辺にはクジラやイルカが回遊していたと言われている。

時津港や彼杵には現在もクジラの流通拠点があり、特に彼杵の庄と名付けられている道の駅にはクジラの販売店もあり、名物の一つになっている。

彼杵の庄

そして捕鯨の重要起点、五島列島がある。

五島鯨突|葛飾北斎

私の父の故郷は宇久島である。

中学生の時、夏休みに友達と一緒に五島の宇久島に遊びに行っていた。

親戚の家にお世話になり、夕食の時、冷凍したクジラの赤身がごちそうとして出た。

冷凍クジラはやや凍った状態でお膳にのせられ、溶けかけを刺し身として食べる。これは美味かった。

昭和生まれの九州人はこんな経験を持っていると思う。

同じ時期にこんなニュースが流れた。

25日にもIWC脱退決定、近海での商業捕鯨再開へ
[2018年12月23日16時5分]
https://www.nikkansports.com/general/news/201812230000445.html

クジラとイルカじゃ話が違うと言われそうだが、イルカはクジラの仲間だ。

イルカ(海豚、鯆)は、哺乳綱鯨偶蹄目クジラ類ハクジラ亜目に属する種の内、比較的小型の種の総称(なお、この区別は分類上においては明確なものではない)。ウィキペディア

 

IWC脱退

さて、このIWC脱退決定で色んな意見が出ている。

クジラ肉は本当に必要?老人のノスタルジー?IWCを脱退して商業捕獲再開を目指す日本政府の思惑は
https://blogos.com/article/347012/

つまり、若者はクジラを食べた事がないので、捕鯨は必要ないんじゃないか。さらに国際的な委員会を脱退してまで、商業捕獲をするべきではないという事だ。

今まで日本は他国とは協調路線で進んできた。

協調とは耳障りが良いが、自分たちの意見はあまり言わず、波風立てないようにおとなしめに生きてきた。

なぜかって言えば、戦争に負けたからである。

その結果、よくいう自虐史観でアメリカや日本の左翼に洗脳されて来たからである。

反省している罪人の立場を強要されてきたので、おとなしくしているのだ。

しかしこの「IWC脱退」で左翼たちはカチンとしたらしい。

余計な波風を立てないで、ヨーロッパの言うことを聞いて、今までどおり調査捕鯨でいいんじゃないのって言うのである。

中には、戦前の国際連盟を脱退した時の事を持ち出して、軍歌の足音が聞こえてくるなんと書いている奴もいた。(毎日新聞で書いている)

国際連盟の場合と今回では、内容も経緯も全く違う。馬鹿じゃないの。

政府の見解は

外務省幹部は20日、国際機関からの異例の脱退を巡り「IWCは特殊な組織で、他の国際機関と一律には論じられない。各国に理解を求めていく」と述べた。

脱退するには脱退する理由がある。そこをちゃんと理解して判断すべきなのだが、国際委員会を脱退すると聞いただけで大騒ぎをしているのだ。

脱退する理由

国際捕鯨委員会、英語ではInternational Whaling Commissionというので略してIWCである。

この会の目的は国際捕鯨取締条約に基づき鯨資源の保存及び捕鯨産業の秩序ある発展を図ることを目的として設立された国際機関である。

仕切っているのはアメリカである。資源を枯渇させずに国で話し合いをしようという考えはごもっともである。

そして、加盟国はノルウェー、英国、日本、ソ連、オランダなど南極海捕鯨操業国、デンマーク、オーストラリア、米国、カナダなど沿岸捕鯨操業国だった。

当たり前だが、捕鯨に関係のある国ばかりである。

しかし、クジラに全く関係ない国が、ヨーロッパなどにそそのかされて、どんどん加盟。委員会の内容が「捕鯨反対」という感情的なイデオロギーを押し付ける会へと変質してきたのだ。

こうなってくると科学的な部分は無視され、感情論で動いてしまうのだ。そうなると、現在もクジラを大切な食料としている捕鯨国は困ってしまうのだ。

その結果脱退国が相次ぐ。

1981年:カナダが脱退を通告(82年に脱退)
1991年:アイスランドが脱退を通告(92年に脱退)2002年:アイスランドが復帰

とくにアイスランドの主張は明快である。

「十分な生息数という科学的根拠を無視しているようでは、環境保護主義とはいえない。

『クジラは特別な動物だから殺してはならない、他の動物とは違う』という欧米の文化的な好みを押しつけるべきではない」

当たり前の主張である。

反捕鯨国の言い分

■クジラは絶滅しそうだから
■クジラ肉のニーズがない
■皆で捕鯨中止を決めたのだから守らないとならない
■捕獲の仕方が残酷だから
https://waou.biz/column/1490/ より

ばかばかしい限りである。

これが国際捕鯨委員会の実態なのだ。

いちばん大切なクジラの絶滅を守る捕鯨調整という部分に関して話し合おうとはしていない。

風習や文化が違う国々が協力しあうには、科学的根拠というのが絶対的に必要になってくる。

この科学的な部分を無視し、感情的なことを押し付けるのは協力体制とは言えない。

海賊捕鯨国と悪口の言い放題

極端な例が悪名高い「シー・シェパード」である。

Gojira(ゴジラ)号

【ロサンゼルス=共同】反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者ポール・ワトソン容疑者=国際手配中=は、日本政府の国際捕鯨委員会(IWC)脱退方針について「これで日本は『海賊捕鯨国』となった。これまでの調査捕鯨という口実をやめ、自らの違法な捕鯨活動を宣言した」と強く非難する声明を発表した。

話題になった太地町の反イルカ漁キャンペーンは「可愛くて頭の良い動物が殺される」という、非論理的な主張だけで動いている。

それじゃ、可愛くなくて頭の悪い動物は殺していいのか。牛や豚や鶏はどうでもいいのか。そんなわかりきった反論を言いたくなってしまう。

日本にやってきたシー・シェパード活動家のカナダ人のタラ・ミレン津波被害の後に被災地で記念撮影するなど場違いな行動をとってひんしゅくを買っている。

困った連中であるが、思想的には国際捕鯨委員会と変わりはない。

 

IWCは日本が大半の運営資金を出している。

しかし、なんでも反対の委員会では、運営資金を出す意味がない。なんとまあ、日本はお人好しの国柄なので困ったことなんだが、捕鯨の文化を認めてもらおうとしてきた努力とも言える。

持論だが、理性ある話し合いができるようになるまで、脱退してもいいんではないか。

現在ノルウェー、アイスランド、フィリピン、ロシア(チュクチ)、デンマーク(グリーンランド)、カナダ、インドネシアは捕鯨をしている。

一番反対の声が大きいオーストラリアは、19世紀には絶滅寸前まで乱獲していたのだ。

カンガルーやワニを食べるオーストラリアに対して、日本は文句を行ったことなど一度もない。

まあ日本の謙虚な姿勢は、感情的な欧米には通じないということが改めてわかったという事である。

和して流れず

和の国日本である。

話に筋が通っていれば国際間とに歩調を合わせてきた。

しかし、感情的な主張にまで同調する必要はない。

現在、中国や韓国は、感情的な国策で日本の国土を脅かしているのは皆さんご存知のはずである。

これまで、おとなしく謝り続けてきたが、その誠意も全く通じないことが、現在日本国民の皆さんもおわかりになっていると思う。

IWC脱退は政府が決めたことである。

一個人がクジラを好きか嫌いかは問題ではない。

今の私達というより、将来の子どもたちに日本文化をちゃんと伝える為にも、決断は必要だということである。

脱退することで、反捕鯨国は敵意を示すかもしれないが、歩み寄ることをしない国とは、元来話し合う気はないと見て良い。

捕鯨以外では、多数の国際貢献をしている日本である。

問題ないのである。

和をもって尊しとなすのだが、和して流れずも大切である。

世界の事より、一番怖いのは日本国内の反日分子達である。それと新聞マスコミ連中である。こいつらが歩調を合わせて大騒ぎする時はろくでもない時なのである。

その事を一番用心しなくてはいけない。

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