紫陽花を描く

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紫陽花
紫陽花

もうはるか昔、漫画少年だった私は、本気で漫画家を目指し、高校3年生の時、美大進学を真剣に考えたものだった。

そんな昔に戻ったようで、デジタルで絵を書くのは楽しい。

今回は紫陽花を書いてみた。

紫陽花の写真を下絵にして、コツコツと線画を起こす。そして水彩風の色を乗せていく作業が何時間も続く。

ipadなので、机の上だけではなくベッドの上でも描けるのが嬉しい。結局丸1日かかった。

出来上がった絵だが、改めて見れば完成度が低いかなー。

始めたばかりなので、早く完成したいという気持ちが強く、雑な部分が多いのに気づく。さらなる精進を思うだけである。

写真と絵

本業は写真なんだが、写真と絵は何処かつながっている。

写真の発明は19世紀なんだが、それより300年も前にカメラ・オブスクラという、画家たちのための投影機が作られていて使用されている。

カメラ・オブスクラ

つまり、写真は絵を書くための道具としてスタートしている。

写真をベースにして書いた画家たちも多く、フェルメールなどもカメラ・オブスクラを使って、絵を書いたと言われている。

真珠の耳飾りの少女

フェルメールの絵をよく見れば、光の粒が散りばめられている。これは肉眼ではなく、レンズを通した時の光の見え方である。

レンズの特性で、ピントの合っていない場所では、ぼやけて光が強調されるからである。

逆に、スタジオ写真のライティングは絵画から参考を得たものである。レンブラント・ライティングといわれるドラマチックな光の演出は、写真世界では定番になっているのである。

レンブラント

また印象派と呼ばれる画家たちは、写真と密接に関わり、アングルや色彩、レンズによるボケを絵画にどんどん取り入れている。

印象派 モネの睡蓮

これらのように、写真と絵画は切っても切れない縁なのである。

そして現代になって、その関係にデジタルが入り込んできたのだ。それがどんな芸術を作り出すのか楽しみなのだ。

アイパッドのアプリ達

アイパッドを買って絵を書こうと思い、探したところ色んなアプリが思っている以上にある事がわかった。

そこでプロのデザイナーが進めるアプリを試すことにした。

最初に使ったのはプロクリエイト(Procreate)という有料のアプリである。有料と言っても1200円だ。PCで使っているフォトショップやイラストレーターのソフトより安い。

Procreate

値段は1200円だが、その内容はフォトショップにも引けを取らない複雑さである。なかなか手ごわいと肌で感じている。

だが、好奇心旺盛な私は色んなアプリに手を出している。

今回の紫陽花はメディバンペイント(MediBang Paint)という、無料のアプリを使ってみた。

MediBang Paint

このアプリはイラストや漫画を書く人たちに人気なアプリで、かなり多機能である。

そして無料というのも驚く。

使ってみると、確かに使いやすい。まだ始めたばかりなので技術的な解説は出来ないのだが、高性能なことは間違いない。

しかし、いずれにしても描く技術が最優先するということだけは間違いない。

デジタルと言うと、簡単に出来るという事ばかりが強調されてしまうが、やってみればそれなりの修練と知識が必要なのである。

能書きはさておいて次は何を書こうか。

迷うのも楽しみの一つである。