伊木力 熊野神社 千々石ミゲルと遺跡

伊木力 熊野神社

伊木力 熊野神社

伊木力 熊野神社

伊木力 熊野神社

伊木力 熊野神社

伊木力 熊野神社

伊木力 熊野神社

伊木力 熊野神社

住所は諫早市多良見町舟津1124-1。伊木力小学校のそばにある。
 
大村市の「宝円寺」の熊野神社からの分霊ということで、祭神は建速素佐男命、速玉男命(ハヤタマオノミコ)、事解男命(コトサカオノミコ)。
 
熊野神社は熊野三山(紀伊)の祭神の勧請を受けた神社で全国にある。
 
基本的には自然信仰なのだが、伊木力の熊野神社は明治の神仏分離で祭神をスサノオに変えたと思われる。
 
速玉男命(ハヤタマオノミコ)は、黄泉国の話に出てくる唾の神、事解男命はイザナギが吐いた唾を掃きはらって生まれたとされる神である。
 
やや珍しいが、特に問題はない。
 
鳥居の先には神社じゃなくて大きな忠魂碑がある。
 
神社は脇の道から行く。
 
やや大きめの神社で、拝殿は国家神道一色。
 
国旗の掲揚台もあるので、明治から昭和初期の皇国という国策に沿った内容である。
 

千々石ミゲルと遺跡

千々石ミゲル

この神社自体普通なのだが、この神社は昔「千々の宮大権現」と呼ばれていたとある。
 
千々の宮大権現とは天正遣欧少年使節のひとり、千々石ミゲルのことで、現在の熊野神社が、伊木力におけるミゲルの住居ではなかったかと言われている。
 
なぜ「千々の宮大権現」なのかというと、ミゲルが大村を恨んで死んだので、その住居跡を神社とし、荒ぶる御霊を鎮めようとしたのではないかと言われている。
 
もう一つ、この熊野神社は遺跡が発掘されている。
 
伊木力・熊野神社遺跡といわれ、縄文土器、弥生土器などが出土して調査されている。
 
古墳もあり大昔から人がいたようだ。
 
琴海の時津、長与、喜々津、大村は古代の歴史の宝庫である。
 

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