中里河畔公園の毘沙門天

長崎県諫早市多良見町中里1788 毘沙門天

中里河畔公園

毘沙門天

毘沙門天

毘沙門天

毘沙門天

毘沙門天

長崎バイパスで諫早に行く際、パイパスを降りて少し進んだ地域で、喜々津川沿いにある。

中里河畔公園は小さめの広場が段になって山部へ続いている。私が行った時は、小学生の遠足だったようで、甲高い声が公園中に広がっていた。

毘沙門天は公園の左の一番高い場所にあった。

コンクリートで敷地を固めていて、崖沿いには金網が付いている。敷地は八畳くらいで、祠はその奥だ。

ブロック壁の小さな祠だが、ちゃんと瓦屋根が付いている。

中には5つの造形物が祀っている。真ん中は台に乗った祠で、右横は仏像。右側は字の読めない石碑と五輪塔らしきものだ。

毘沙門天と呼ばれているらしいが、それらしき神様はいないと思う。

要するに、山の上の祠で、おそらくこの公園を造成する際に出てきた、祠や仏像を集めたもののように思える。

寄せ集めの祠は、長崎にも結構ある。という事で、由緒も創建も全く不明だ。

しかし、石仏や祠を捨てなかっただけでも、めっけ物かもしれない。この祠があることで、この地域にも信仰があることがわかったからだ。

毘沙門天

仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神であり、多聞天または北方天とも呼ばれる。

日本においては、「五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、長命長寿、立身出世」といった、現世利益を授ける七福神の一柱として信仰されている。ウィキペディア

毘沙門天像 上原美術館

七福神の一柱なので、とてもいい神様ということになっているし、ご利益も多すぎるほどだ。

七福神は江戸時代の産物で、真面目に神様の歴史を知る人にとったら、ふざけた代物だ。

ただ、現代でもそうだが、これが庶民の活力なのかもしれないと思う。

毘沙門天は農村部に人気で、強い神様が疫病を追い払う信仰が根付いていると思う。

中里河畔公園は小さいながらも、整備の行き届いた公園である。

その公園を見守るように毘沙門天がいる。

なかなか、いいんじゃないだろうか。

中里河畔公園

 

コメントを残す