松原町 毘沙神社 毘沙門天を祀る

長崎県長崎市松原町2472 毘沙神社

毘沙神社

毘沙神社

献灯台

献灯台

献灯台

毘沙神社 拝殿

矢上の国道34号線を諫早方面に進み、古賀小学校入り口の先にある。

神社は歩道のガードレールが長く続いてるので、バイクで直接入れない。なので歩道でバイクを押しながら進み神社に到着する。

鳥居がなく、神社というよりお堂である。

境内は狭いが、石灯籠や献灯台があり、きれいに掃除されている。

献灯台の奥に立派な屋根のお堂がある。

門のような柱の上に、正月でよく見る丸いしめ縄がつけられていて、わずかに神社の匂いがする。

毘沙門天

金剛力士像

木枠のガラス戸で、開いてみると、大きく立派な毘沙門天の像が祀られている。

光背があり、左足で鬼を踏みつけていて、その鬼の表情がコミカルだ。

台座に昭和40年3月の日付と奉納した個人名が書かれている。

その右手に、小さめだが筋骨隆々のブロンズの金剛力士像2体。

毘沙神社

毘沙神社

お堂の出来ぐあいと昭和40年の日付を見れば、昭和に作られたお堂か。

しかし、この場所に昔から毘沙神社があり、昭和になって信者の方が新しく改築し、新しい毘沙門天の像を寄贈したのかも知れない。

この場所は八郎川が裏手に流れていて、昔、旅人はこのあたりの川を飛び石で渡ったかも知れない。

かなり手前だが、やはり川沿いに役行者神社がある。

川は氾濫すると非常に怖い存在で、旅人たちは盗賊などの危険もあり、その為の毘沙神社なのかもと勝手に想像する。

毘沙門天神社は長崎市内、時津などにある。結構人気の神様だ。

毘沙門天とか金剛力士、役小角など、強面の神様たちは、疫病退散でも信心されている。

やはり、古くから毘沙門天はこの場所で祀られていたのだと思う。

長崎街道という困難な道と川のそばに神様がいるのは、古代の旅人にとって心強いと思うからである。

毘沙神社

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