諏訪の杜 六角道
諏訪神社の「鎮守の杜」の一部の巨木たちだ。
樹齢700~800年と言われているくすのき群。
諏訪神社は江戸幕府が強力にバックアップした、対キリシタン用の神社である。
それが、近年まで続いている。
そのせいで、行政の諏訪神社に対する忖度感がすごい。その結果がこの道である。
今から約30年前に舗装道路となった通称“六角道(ろっかくどう)”だ。この名称は、坂を上ると右側に屋根が六角形をした東屋があるからとも、カーブが6つあるからともいわれている。
立山公園が長崎中学校になり、さらにその上の山上に長崎東高校ができるとあって、長崎市はこの急斜面に車道をつくったのだ。その際問題となったのがこれら大木の存在。どうしても計画した道路上にクスノキがひっかかる。樹齢数百年を誇るこれらのクスノキは、人間に畏敬の念を与える諏訪神社の大事なご神木。市の工事関係者も簡単に切ってしまうということはできなかった。結果、このような状態になったという
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