写真は思い通りに写らない

人間が見ている世界というのは、目から入ってきた光の情報を脳が処理して「映像」として認識しているものです。

つまり、私たちが見ているものは、実際の世界そのものではなく、脳という高性能なコンピュータが処理した“映像”なのです。

 

一方で、カメラという機械が撮影する映像は、人間のように自動で色味や明るさを補正する能力を持っていません。

そのため、カメラで撮った映像や写真は、人の目で見たときの印象とは少し異なることがあります。

このズレをなくすためには、撮影後に色調(ホワイトバランスやコントラストなど)を調整し、人の目で見たときの印象に近づける作業が必要です。

どんな高いカメラを使っても、思い通りに写る事はありません。

なので、カメラという機械で撮影された、すべての映像は未完成で、スマホのアプリやパソコンのソフトで調整することで、見た時のイメージに近づけなければいけないのです。

 

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