Wi-Fiと5Gとブルーツゥースの違い
スマホを使っていると、さまざまな通信設定があることに気づきます。
詳しくなる必要はないと思うのですが、とりあえず知っとくと安心ですね。
これらの規格は日々進化しているので、この文章の内容も、すぐに変わってしまうでしょう。そのことをご了承していてください。
Wi-Fi(ワイファイ)
目的: ネットに接続するため(主に家の中とか建物の中)
つながる相手: ルーター(インターネットの入り口)
特徴:広い範囲(家全体とか)をカバー
比較的高速で安定
複数の機器(スマホ・パソコン・テレビなど)が同時に使える
5G(ファイブジー)
目的: 外でもネット接続(スマホでの通信)
つながる相手: 携帯電話会社の基地局(ドコモ・au・ソフトバンクなど)
特徴:めちゃ速い(動画・ゲームもサクサク)
外でも使える(Wi-FiがなくてもOK)
ただし、場所によっては電波が弱いときも
Bluetooth(ブルートゥース)
目的: 機器どうしを無線でつなぐ(ネットには関係ない)
つながる相手: イヤホン、スピーカー、キーボードなど
特徴:近距離(10m以内)が基本
省エネで簡単に接続
通信速度はそんなに速くない
「Wi-Fi・5G・Bluetooth」のメリットとデメリット
Wi-Fi(IEEE 802.11系)
得意なところ
家の中・オフィスなどで安定したネット接続ができる
高速通信OK(特にWi-Fi 6や7は超速)
多くの機器と同時接続しても割と安定
通信量制限なし(定額)
苦手なところ
ルーターから遠いと電波が弱くなる
壁や障害物に弱い(特に5GHz)
外では使えない(ルーターが必要)
5G(第5世代移動通信)
得意なところ
屋外で高速通信できる(動画・ゲームも快適)
Wi-Fiがない場所でもインターネットに接続できる
低遅延・多接続でスマートシティ・IoT向けにも最適
ミリ波なら超高速(ただし場所限られる)
苦手なところ
電波の範囲にムラがある(場所によって遅い・つながらない)
通信量に制限があるプランが多い(ギガの消費)
電波が届きにくい場所(地下・建物の奥)では弱い
Bluetooth(IEEE 802.15.1)
得意なところ
ケーブルいらずでイヤホンや周辺機器とつなげられる
低消費電力(バッテリーにやさしい)
設定が簡単で一度つなげば自動で再接続
通信距離が短いぶん、セキュリティ面では強い
苦手なところ
通信速度が遅い(大きなデータのやり取りには向かない)
接続が不安定になることがある(電子レンジ・Wi-Fiと干渉しやすい)
距離が離れるとすぐ切れる(最大10m前後)
基本的に1対1の接続が中心(マルチ接続は限定的)

ざっくり使い分けイメージ
家でネットサーフィン・ゲーム Wi-Fi
外でスマホ使う 5G
ワイヤレスイヤホン使う Bluetooth
スマート家電の操作 Wi-Fi / Bluetooth(物による)
車とスマホの連携 Bluetooth
ドローンや遠隔操作機器 Wi-Fi(近距離) or 5G(遠距離・リアルタイム)