対馬市 島大國魂御子神社

島大國魂御子神社
〒817-1602 長崎県対馬市上県町佐須奈乙170(字日吉)

看板
神社の縁起看板より
「島大國魂御子神社は素戔男尊の御子 大己貴神をおまつりするお宮です。創祀の起源は不明ですが延喜式神名帳には今から約壱千百年前の貞観十二年に従五位上の社格を受けたという記録があります。中世には国府日吉の神を合祀して『日吉山王権現』と稱した時代もありました。古より佐須奈区民の氏神として崇め奉じた先人の心を連綿と受け継いできた由緒あるお社でございます。」
祭神のズレ
看板は祭神を「素戔男尊の御子 大己貴神」とするが、古代史料に神名の記載はなく本来は「不明」である。本来は島霊(嶋大國魂神)の御子神を祀った社とみられ、後世の神話解釈によって大己貴神が当てはめられたのである。
島大國魂御子神社の名称については不明といった方がいい。
島大國魂がどんな神様で、その御子が誰なのかはわからないのだ。平安時代の『延喜式神名帳』など古代の公的記録には具体的な祭神名は記されておらず、大己貴神とされているのは後世の解釈である。
対馬の近世地誌『神道古蹟集』や明治の『神社明細帳』等において、親社である「嶋大國魂神社」側の祭神を素戔男尊と見なす説が存在したため、その御子として大己貴神を充てる解釈が近世〜近代の社伝として定着したと考えられる。推測だが、祀られていたのは島独特の神様だろう。
場所
長崎県対馬の北部に位置する上県町佐須奈(字日吉)の集落に、嶋大國魂御子神社が鎮座している。朝鮮半島に近い良港として栄えた佐須奈の町並みから東へ入った、山裾の場所に社地が広がっている。
道路沿いに石造りの一の鳥居が立ち、社号標と扁額には「嶋大國魂御子神社」と刻まれている。鳥居をくぐると石段の参道が上方へ伸び、周囲は自然林に囲まれている。
参道の両脇には、自治体の天然記念物に指定されている巨木が自生している。指定物件は「佐須奈の日吉のムクロジ」および「日吉の天狗スギ」であり、周辺にはカヤや広葉樹などの古木が自生している。
石段の先には二の鳥居が配され、その奥に瓦葺きの拝殿、後方に本殿が建つ。佐須奈地区の氏神として社殿および境内が維持・管理されている。

嶋大國魂御子神社

嶋大國魂御子神社

嶋大國魂御子神社 社務所神輿庫

嶋大國魂御子神社 「佐須奈の日吉のムクロジ」および「日吉の天狗スギ」

嶋大國魂御子神社 土俵

嶋大國魂御子神社

嶋大國魂御子神社

嶋大國魂御子神社 神殿

嶋大國魂御子神社

嶋大國魂御子神社

嶋大國魂御子神社

