縄文の支石墓 原山ドルメン

原山支石墓群の写真素材 アートワークス フリーフォト
http://freephoto.artworks-inter.net/harayama/kaisetu.html

原山ドルメン

原山ドルメン

雲仙の西南、標高250メートル付近の台地上にある。

日本最古最大の支石墓群で原山ドルメンとも言う。

ドルメンとはフランスの地方の言葉で、ドルは「卓」、メンは「石」を意味する。


紀元前4世紀頃この支石墓を築造した「原山人」は、稲作を行い、布を織ることを知っていました。
見所は、100基を越す集団墓地で縄文文化の面影を今もなお残す場所で当時の雰囲気がかもし出されているところです。
http://www.nagasaki-tabinet.com/guide/567/

支石墓は、数個の支石の上に安山岩の蓋石をのせ、その下に箱式棺または土壙を設けたもので、箱式棺は長さ1メートル前後、幅50センチのものが普通である。

支石墓の約半数では、蓋石の下に副葬品として土器を置いており、いずれも繩文時代晩期に属し、副葬品のなかには弥生式土器はまったくない。

したがって、この支石墓は繩文文化の伝統のなかで生活した人々の墓制に朝鮮半島からの影響が明らかにあらわれているものとして、繩文時代から弥生時代への転換期の動態を知るうえで重要な遺跡である。
文化遺跡オンライン http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/192062

長崎県文化観光国際部観光振興課の長崎旅ネットにも書いているが、

「紀元前4世紀頃この支石墓を築造した「原山人」は、稲作を行い、布を織ることを知っている」とある。

縄文人は、狩猟採集民族という定番の学説は、見事に覆されている。

これだけ大規模な墓があるということは、定住していた事は間違いない。

日本の支石墓というと朝鮮半島からの影響がよく言われるが、それに関しては疑問が多い。

朝鮮の文化より、縄文文化のほうが圧倒的に古いのだ。

文化遺跡オンラインの解説は、弥生時代大量の弥生人と呼ばれる、朝鮮系渡来人の存在を肯定しているから言える解説である。

いい加減に視点を変えたらどうだろうか。

江華島(大韓民国西部地)の支石墓

江華島(大韓民国西部地)の支石墓

原山支石墓

原山支石墓

支石墓は西ヨーロッパが発生といわれているが、ヨーロッパから伝わったものではなく、アジアなどでは各地域で独自に発生したと考えられている。

支石墓はアジアでは紀元前500年頃、朝鮮半島(無文土器時代)へ伝播した。遺構は半島のほぼ全域で見られ(約4-6万基とされる)、世界の支石墓の半数が朝鮮半島にあるといわれている。


しかし、世界各地で支石墓は自然発生的に出現している。

中東では、イラン高原やゴラン高原(現イスラエル)で支石墓が営まれたとされる。

インドには古代の巨石遺跡が約4000箇所ほどあるが、明確に支石墓と見られるものは、紀元前1000年頃の南インドに出現した。

その他、インドネシア・南アメリカ・北部アフリカに見られる。

日本の支石墓が、すべて朝鮮半島から伝播したという話は納得できない。


国の史跡である佐世保の泉福寺洞窟遺跡(せんぷくじどうくついせき)では、約12,000-13,000年前といわれる世界最古級の土器である豆粒文土器(とうりゅうもんどき)が発見されている。

豆粒文土器

豆粒文土器

どう考えても、九州南部のほうが歴史がある。

朝鮮半島では紀元前500年頃、朝鮮半島(無文土器時代)に伝わったとあるが、九州では約12,000-13,000年前にすでに土器が作られている。

その古さは桁が違う。

支石墓の解説では、福岡、佐賀県に最も多く、熊本、長崎、大分にある。

弥生式文化の中期初頭に現れ、後期に姿を消す。

原山ドルメンの独自性

外形は北九州のものと同系統だが、多くは原山だけでみられる箱式石棺。

原山の石棺は小さなもので、縄文の風習である屈葬(死体を折り曲げて埋めること)。

支石墓周辺の、あるいは土壙の中、上石と石棺の間から見つかった土器は、縄文土器で一番新しい夜臼式と呼ばれる形式のものもある。

北九州の支石墓は南朝鮮の影響を受けたのだろうが、雲仙の原山ドルメンは独自性が強い。

どう考えても原山ドルメンがスタートではないか。

縄文時代、雲仙に大きな文化があったことは間違いないだろう。

高原に存在していた大規模の縄文集落。

そこから、北九州へ伝わり、南朝鮮へも伝播したと考えるのが普通である。


ウィキペディアには、
「稲作伝来の時期が縄文時代晩期に溯ると推定され、日本における稲作の伝来と開始を示す遺跡として史跡に指定された。」
とある。

しかし、この稲が陸稲ならば、古代から自生していたとは考えないのだろうか。


さらに詳しい調査と新しい考察を学者の人たちに期待したい。

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コメント

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