西暦775年の大量宇宙線が日本の将来を変えた!? Xメンの誕生

サイエンスZERO 宇宙裁判

サイエンスZERO 宇宙裁判

 

NHKの番組サイエンスZEROという番組をオンデマンドでみた。

「宇宙裁判!西暦775年 謎の大事件」 一人の日本人学生が、最近驚くべき新事実を発見した。西暦775年ごろ、宇宙から来る強い放射線=「宇宙線」が大量に地球に降り注いだというのだ。

もし同じことが現代社会を襲えば、大停電や通信網の断絶など大混乱を招く一大事。

いま世界の研究者が宇宙線増加の原因究明に乗り出している。犯人は巨大な星の爆発か、1000万年に1回という宇宙の異変か? 

南沢奈央を裁判長とする“宇宙裁判”で、謎の大事件の真相に迫る!

2013年放送

この原因を追及する番組なのだが、結論はなく、太陽のスーパーフレアが原因ではないかという流れで終わった。

番組の中でもヨーロッパの古文書に「空に日没後、赤い十字架が現れた」という史実を取り上げている。

 

■「アングロサクソン年代記」で、これは古代から中世にかけてイギリスの歴史を知る貴重な資料であり、774年に戦いがあった時、天に赤い十字架が現れ、さらに大地に見事な蛇が現れたという記述があったという。

■中国(唐)の天体観測の記録である「新唐書」にも 「大暦2年(767年)の7月、太陽の脇に青と赤の気が有り、長さが四丈ほど。

■太陽の上に赤い気があり、長さが2丈ほど。9月にも太陽に青と赤の気が。3年正月には太陽に黄色の冠のような気があり、赤と青の気もまわりにあった。」という記録があったという。

http://enigma-calender.blogspot.jp/2014/03/AD-775.html

 

■「雲本朱に末黄に稍五色を具へつ」

(『新日本古典文学体系15 続日本紀 四』p.173)

■おお! 註曰く「天平神護三年を改めて神護景雲元年とする称徳の詔」「六月から七月にかけて各処に瑞雲が出現したことを述べ、これらは瑞書にいう景雲で」…なんと年号自体、低緯度オーロラ?

■#775AD 天文記録ではないのですが、775年(宝亀6)は井上皇后の光仁天皇呪詛事件があった年で、その後天変地異が続いたため神として祀られるようになったという話がありまして(続く)。

■吉川弘文館『跋扈する怨霊(山田雄司)』によれば、『続日本紀』宝亀7年9月条に「二十日間以上にわたって、夜ごと京中に瓦・石・塊が降ってき」たという記述があるようです。

■後で祀るくらいですから何かはあったのかもしれません。 奈良時代の元号に「神護景雲」という不思議な名前のものがあるが、その由来が彩雲の出現。

 

さすがネットの世界、博識な方が多い。

 

つまり西暦775年の大量宇宙線による変異が見られたという事である。

話はここで終わるのだが、僕は色んなページを渡り歩いて、面白い文章を見つけた。

 

昨夜は厚い雲に覆われて満月を拝むことが出来なかった。日本海側では部分月食を堪能できたでしょうか。本日の記事ではまるで月刊「ムー」誌に載っているトンデモ記事のお…

西暦775年の超絶宇宙放射線が空海を天才にした!? というページである。

抜粋 この年の前年である西暦774年真言宗開祖弘法大師空海降り注いだ太陽(宇宙)放射線を浴びたことにより、元々特別な遺伝的素因を持っていた(?)空海の染色体DNAにクリプトン原子が結合・励起し、遺伝子の突然変異を起こしたのかもしれない。奇説(中津川昴、ボブ・フィックス)

 

中津川昴氏という人は知らなかったが、奇説をとなえる人ということはわかった。

しかし、よくよく考えてみれば「現代社会を襲えば、大停電や通信網の断絶など大混乱を招く一大事」という事件である。

人間に影響しなかったとは断言できない。

 

今のところ、人間に対して宇宙線がどのような影響を与えるかわかってはいない。

強烈な放射線を浴びた人間がどうなるかは、長崎出身の人間なら誰でも知っている。

原爆の後遺症は、2世、3世まで続いていく。

胎児

ここからは仮説である。  

大量の放射線を775年に世界中が浴びている。

その放射線によって人類は直接身体に被害を受けていない。

オーロラが見える程度ならば、大丈夫のはずだ。

しかし西暦774年から775年にかけて通年の20倍の放射線である。

その影響を受けたのは胎児である。

現在でも妊娠中には放射線治療をしない。

 

先天異常が発生する恐れがあるからだ。

しかしこの年、妊娠中の女性は知らずに大量の宇宙線を浴びた。

その結果Xメンが誕生したのである。

その代表が、空海という天才だったと推測できる。 

 

  空海

空海の誕生日は西暦774年6月15日なのだ。

空海の天才ぶりは特殊である。

仏教のみならず、バラモン教・儒教・医学・天文学・詩文・言語学にその能力はおよび、どれも体得している。

空海がその後の仏教のあり方を大きく変えたのは周知の通りである。

空海によって日本独自の仏教が誕生し、つまり日本人の心のあり方を変えたと言って過言ではない。

しかし、宇宙線を浴びた胎児は空海だけではない。

 

その後日本はどうなったのか。

空海が生きた時代は奈良時代から平安時代にかけてである。

この時期の日本は律令国家体制、つまり天皇とその官僚による一元的な支配が遂行されていた。

しかし、この体制思想は大陸から持ってきたもので日本にはなじまなかった。

歴史上でも古代と呼ばれている。

そして平安時代が訪れる。

この時代日本の歴史にとって、最大の変化が現れた。

武士  

武士の登場である。

放射線を浴びた胎児が成長して20才くらいになった時、 日本は平安京へ遷都し、平安時代はじまる。

このXメン達は、その能力が社会に影響を与え、日本独特の武士という集団を作り上げたのではないか。

そして、それから2世、3世にもその能力は受け継がれていったのだろう。

 

世界はどうだろう。

イングランドには8~9世紀にかけて7つの王国が成立。

829年にその一つのウェセックス王、エグバートによって統一された。

初期X達は54才である。

その2世3世の力かも知れない。

それ以外にも800年にカール大帝が西ローマ皇帝として戴冠している。

その結果、東ローマ帝国からの宗教的・政治的自立を達成する。

皇帝権と教皇権を二つの中心とする西欧世界の成立である。

 

この出来事を偶然の一致と呼ぶのは自由である。

世界の流れの中で、現在まで続く核が出来たのは事実であろう。  

生物は突然変異によって進化を続けてきた。  

 

その突然変異がどうやって生れたかわからないが、宇宙の事象が関わっているかも知れない。  

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