まさにシックス・センス。どんでん返しの快感。
『アンブレイカブル』は、2000年公開のアメリカ映画。 『シックス・センス』に続いて、M・ナイト・シャマラン監督、ブルース・ウィリス主演のサスペンス。タイトルのアンブレイカブルは直訳で「破壊不可能」、主人公の性質を指している。
私は好きな作品である。ブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンがいい。
アメコミの世界は勧善懲悪だけではない。悩めるヒーローの元祖スパイダーマンの登場は衝撃的だった。
それからアメコミは悩めるヒーロー像という路線を歩み出したのだ。
それは、超大国アメリカの姿だったのかも知れない。
日本でも平井和正作のエイトマンも日本初の悩めるヒーローだった。
殉職した刑事の記憶と人格をスーパーロボットの電子頭脳に移植して誕生したのがエイトマン。ロボットでありながら人間。それが悩みだったのだ。
疲れた時に吸うたばこ型の強化剤にしびれた。
そんな子供時代の漫画の影響で、私はアメコミの流れが好きになった。
この映画は、悪役側の視点で書かれている。しかし映画の中ではなかなか浮かび上がらない。
気づいた時には、一気にストーリーは突っ走っていきラストを迎える。
ヒーロー役にはブルース・ウィリスのキャスティングだが、これもまた2重の伏線が敷かれていることに気づいた。
アメコミ好きの人にはお勧めだ。
★4つか5つで迷ったが、テーマが好きなので★5つ。