テレビ番組だ。最近料理を扱った番組が増えたようだ。
深夜食堂は定食の世界をベースにして、その料理に絡むペーソスある話しが展開されていく。
1話ごとの盛り上がりはそれほどないのだが、つい見はまってしまった。
『深夜食堂』(しんやしょくどう)は、安倍夜郎による日本の漫画作品。2007年8月からは『ビッグコミックオリジナル』で連載されている。
新宿・花園界隈の路地裏にあると設定されたマスター1人で切り盛りする小さな飯屋で、深夜0時から朝の7時頃までの深夜にしか営業しないことから、のれんには単に「めしや」と書かれているにもかかわらず常連客から「深夜食堂」と呼ばれている。
メニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎しかないが、マスターができるものなら言えば何でも作ってくれる。この店を舞台に、マスターと客たちとの交流を描く。小林薫主演 ウィキペディア
この番組は役者が安定している。
店主の小林薫は、この役にぴったりだ。
昔から好きな役者だったが、この手の役はぴったりである。
理由ありの暴力団幹部、ストリッパー、毎回ゲスト出演する美少女達。
わかっているのだが、次第にそれが心地よくなっていく。
定番のストーリー、毎回テーマになっている定食、結末はハッピーエンド。
若い時だったら見向きもしない番組だが、今は違う。
お年寄りが水戸黄門が好きな理由がわかりはじめてきた。
料理だが私も作るのが好きである。
番組に出てくる料理は、卵焼きだったり、赤いたこウインナーだったりと身近である。
夜中にこの手の番組を見ると、猛烈に腹が減ってくる。
料理番組は卑怯である。
ストーリー以外に、食欲を刺激してくる。
Impression
番組の評価はいろいろある。
素晴らしいストーリーとしての評価。素晴らしい演技の評価。
料理に例えれば、日本料理、フランス料理、中華料理とそのできばえと味を競い合う、料理の鉄人達の競演である。
どんなものが出てくるのが楽しみで映画を見るのだが、こんな番組もいい。
そう、定食の番組である。
卵焼きや味噌汁、漬け物。
そんな料理は文句なしにうまいし、毎日食べられるものである。
そして、そこには生活の想い出がある。
この手の番組は卑怯である。
味が好みだったら、毎日食べるのだから。