2026年7月24日 / 最終更新日時 : 2026年7月24日 artworks 汚された十字架 汚された十字架 (6)終章 気功 その頃、神社仏閣を焼き討ちにした狂乱の快感に酔いしれる左馬之助の一団は、山を越えて茂木港へと馬を走らせていた。 山道を下り、麓へ至る最後の一本道(隘路)に差し掛かった時のことである。 ヒュオォォ……ッ! けたたまし […]
2026年7月24日 / 最終更新日時 : 2026年7月24日 artworks 汚された十字架 汚された十字架 (5) 異国の血を引く者 左馬之助は左手で腰の刀へ手を伸ばした。抜く手を見せかけたのは一瞬のフェイントであり、すぐさま右手で背の長刀を一気に引き抜いた。一閃と呼ぶにふさわしい凄まじい太刀筋が、恵瓊(えけい)の首級を狙って襲いかか […]
2026年7月24日 / 最終更新日時 : 2026年7月24日 artworks 汚された十字架 汚された十字架 (4) 奴隷商人ステファン 小太郎は、この部屋に誰かが入ってくる足音に気づき、部屋の隅に置かれたライティングデスクの下へ素早く身を隠した。息を殺し、耳を澄ます。ガタガタと椅子やソファーに腰掛ける音が響いた。 「ステファン様。約束 […]
2026年7月24日 / 最終更新日時 : 2026年7月24日 artworks 汚された十字架 汚された十字架 (3) 性奴隷 大量の日本人少女が性的奴隷として、ポルトガルに連れて行かれていたことは史実である。 彼女らは日本貿易のポルトガル船で働くヨーロッパ人水夫、黒人水夫の妾として売られていた。またマカオにも連れて行かれポルトガル人の奴 […]
2026年7月24日 / 最終更新日時 : 2026年7月24日 artworks 汚された十字架 汚された十字架 (2) 日見の村 清らかな小川が流れる山奥の集落には、十軒ほどの小さな家々が身を寄せ合うように建っていた。 ここには小さなお堂があり、集落の人々と山伏たちの関係は良好で、山々を巡る修験者たちにとって憩いの場となっていた。 山伏は […]
2026年7月24日 / 最終更新日時 : 2026年7月24日 artworks 汚された十字架 汚された十字架 (1) 【あらすじ】 長崎に突然やってきたキリスト教は、神道仏教と対立する事になった。日本における宗教戦争が勃発したのだ。 キリシタンの町 一五七〇年、大村の大名・大村純忠(おおむらすみただ)は、わずか百戸あまりの寒村であった大 […]