海もはろばろ
「おほらかに稲佐の嶽ゆ 見はらかす 海もはろばろ山もはろばろ」
吉井勇(よしいいさむ)

好きな歌である。
はろばろという言い方が気に入っている。
最近、俵万智さんのサラダ記念日という歌集を買った。
かなり古い歌集だが、この年になって感銘を受ける。
口語体の短歌に興味を持った。
そこで、私も稚拙な短歌を詠むことにした。
写真と短歌は相性がいいと思う。
下の写真はスマホで撮ったものだが、「はろばろ」とは「こんな感じ」かなと思った。

撮影 竹村倉二
長崎市ホームページの解説
『五足の靴』とは、明治40年(1907)、7月28日から8月27日まで、九州西部中心に約1ヶ月旅した、5人(与謝野寛(鉄幹)、北原白秋、大田正雄(木下杢太郎)、吉井勇、平野萬里/※与謝野寛は他4人の師)の詩人、歌人による紀行文のこと。旅から10日ほど遅れた8月7日~9月10日まで東京二六新聞に5人が交互に執筆、29回にわたって連載された。一行は長崎、西海路に残るエキゾチックな南蛮文物やキリシタン文化に触れることを旅の目的に、福岡、佐賀、佐世保、平戸、長崎、島原、有馬、天草を漫遊。長崎へは平戸より船で入り、翌日には茂木港から天草へと渡っている。つまり長崎市内は一泊二日の旅だった。
吉井勇はこの旅で長崎入りしたのを皮切りに、その後も度々長崎を訪れ、なんと200首にも及ぶ長崎の歌を詠んでいて、稲佐山にある吉井勇歌碑、
「おほらかに 稲佐の嶽ゆ 見はるかす 海もはろばろ 山もはろばろ」ほか、県内には9期の歌碑がある。
「長崎の 円き港の 青き水 ナポリを見たる 目にも美し」
「長崎の いづれの寺の 大門も 海の夕日に 染まるひととき」
与謝野寛

