稚拙な恋

若き日の稚拙な恋の代償は 五年目に来る裏切りの空港

鯨海

 

 

二十代後半の思い出である。

稚拙な恋としか言いようのない恋愛だったと思う。

戯れとも言える恋のスタートは、自分本位の塊だった。

夢やぶれ、共に自分の故郷へ帰る相手だったはずの彼女は、空港で私に別れを告げた。

裏切りと書いたが、裏切りではなかったのだろうと、今は思える。

もう遥か昔の話なのだが、その後の私の人生を大きく変えた出来事だった。

 

 

 

コメントを残す