細くて柔らかい麺が好きだ
長崎県の五島列島にある有川という場所に仕事で行った。
五島列島は、大小合わせて130の島により構成されており、福江島、久賀島、奈留島を下五島、若松島、中通島を上五島と呼びます。上五島は、南から奈良尾町、若松町、上五島町、新魚目町、有川町の5町で構成されておりましたが、平成16年8月1日合併して新上五島町が誕生いたしました。
長崎には、五島出身の人が多く、僕の記憶では「林田」「岩永」姓の人は殆ど五島出身の人だった。
そういう僕も、父の故郷は宇久島である。
五島列島は古い教会も多く、海とキリシタンの美しい島々の集まりである。
そんな五島の名物の一つに「うどん」がある。
細くて腰が強い。僕は大好きである。
しかし、世間では讃岐うどんがメジャーで、太くて腰のある麺が人気だ。
だが、僕は讃岐うどんが苦手なのだ。
麺が太すぎて、腰がありすぎる。
先日も息子と有名な讃岐うどん店に入って、ぶっかけを食べたが、全部食べきれなかった。
まずいわけではないが、飽きてくるのだ。
世間の感覚と僕は合わない。
スパゲッティも、アルデンテより、もっと柔らかい方が好みだ。
ソフト麺と言われるインスタントのスパゲッティも好物である。
五島うどんは、長く煮て柔らかくして食べる。
肉もしっかり焼いた方が好きである。
こういう事をいうと、「食通」のラインからはずされてしまうらしい。
世間でいう美味しい食べ方は、本当に美味しいのだろうか。
誰かが言い始めて、定番になっちゃったんじゃないか。
食べ物は好みで始まり、好みで終わる。
これからも、僕の「好み」が変わることはないと思う。
有川のうどん屋さん。
地獄炊きを注文したら、天ぷら付きの釜揚げうどんが出てきた。
僕の記憶では地獄炊きというのは、柔らかく煮込んだうどんだと思うのだが・・