コンパクトカメラの弱点
小さくて、ズームも利き失敗のないコンパクトカメラですが 実は大きな弱点があります。
それは、早い動きに弱いのです。
これは、機種によりだいぶ改善されていますがある程度しょうがない事なのです。
これはあくまでも一般論です。最近のコンパクトカメラには、凄いスピードで進化していますので、この文章を書いた時点でもすでに欠点を克服している機種もあるでしょう。凄いことです。
コンパクトカメラの弱点
1.シャッターのレスポンスが遅い
反応の早さですが、ほとんどのコンパクトカメラは 多機能が故、シャッターを押して撮影されるまで、微妙な間があります。
また、ほとんどのカメラの場合、ピントをロックしないとシッターが切れない構造になっていますので、動きの速い被写体を、ピントロックするのはかなり高精度のカメラが必要になります。 一眼レフの場合、動きの速い被写体を撮影する時、ピントをロックしなくてもシッターが降りる機能や、常にピントを合わし続ける機能がついているものがほとんどです。
2.ファインダーではなく、モニターで撮影する。
昔のカメラにはついていた、ファインダーですが現在のコンパクトカメラは、カメラの背面の モニターで操作するようになっていますね。 このビデオのようなモニターで早いものを追うのはかなり至難の業です。
上記の欠点はスマホ・ケータイカメラにもいえます。 最近のコンパクトカメラにはファインダーが復活してきた機種もあります。
ルミックスTZ70
カメラの進化は凄い
現時点のスマホもそうですが、動きに弱いとかレスポンスにタイムラグがあると言った欠点は、ハイビジョンムービーや4Kムービーで補っている機種もあります。
4Kは1枚の画像が4000ピクセルありますので、写真の大きさと同じくらいなのです。
つまり写真を撮るのではなく、ムービーを撮ればシッターチャンスなんていう言葉も、すぐになくなっていくでしょう。
現在の欠点が克服された場合、一眼レフと同じになるかという点ですが、同じになりません。
コンパクトカメラは、サイズが大きくなれないカメラです。
それゆえ、レンズの大きさも限界があります。カメラの命であるレンズに限界があるのです。
コンパクトカメラの欠点を挙げるより、長所を理解すれば、大変素晴らしいカメラです。
スマホのカメラ機能の追撃もめざましいものがあります。
カメラが進化するに従って、一般の人の写真という概念もかわっていくでしょうね。