激安のプリントってどう? テストのカラーチャート
写真はパソコンや携帯で見るより プリントして壁に貼るほうが、ずっと楽しいものです。
外国の家庭のように、壁一面に写真を張ると 家族の軌跡が感じられるので 僕も時々、安いコルクボードを買って貼り付けて 楽しんでいます。
写真に広告が入る無料写真プリントが話題になりましたが すでになくなってしまいました。
あまりの申込者の多さに、悲鳴を上げたのです。 しかし激安プリントは、存在します。
サイト例
ネットプリントジャパン 1枚5円の高画質写真プリント
こうなってくると、プリンターでプリントするより安くなりますね。
インクジェットの家庭用プリンターの場合、インクが高いですのでLサイズ1枚単価、10円~20円かかっています。
インクジェットの家庭用プリンターでも、そこそこ綺麗にプリントできますが、やはり銀塩式の写真プリントの方が、格段に綺麗で長持ちします。
プリント屋さんでの格安プリントと一般のプリントの違い
機械のレベルとプリントに使う印画紙の値段で安くなっています。
プリント屋さんの写真は銀塩プリントという奴で、印画紙を使います。
この印画紙の値段が、メーカーによって大きく違うのです。
フジカラーの印画紙は最高値です。 安いのはコダック、オリエントなどが安くなっています。
印画紙はメーカーによって発色の違いがありますので、プリントの機械のセッティングも違います。
しかし、高品質な印画紙を使っていても、プリントする機械の調整が下手だったら、写真は台無しになります。
結論ですが、店しだいで良い悪いが決まる
もう、40年くらい、いろんな現像所と付き合っていますが、フジ、さくら、コダックとも色合いが違いますのでどれがいいとはいえません。
結局、そこのお店次第です。
現像所では、プリントをする人を「焼き手」というんですが、その人次第です。
また、その上がった写真をチェックする人の能力も大きいですね。
激安プリントでも、仕上がりが気に入れば問題ない。
写真の仕上がりを正確に判断できる人というのは、以外といないものです。
当然、プリントする写真データの出来が一番大きく影響します。
つまり、撮影が下手ならばどうしようもないという事です。
料理店の場合、「あの店おいしくないわね」と触れ回っている人の味覚が、たいしたことがなければ、その評価は信用できません。
プリント屋さんも、いいとか悪いとかいう人の、写真センスや色の判断が、たいしたことがなければ、やはりその評価は正確ではないのです。
一つの写真データを色んなお店に出してみれば、その違いがはっきりわかります。
プロのカメラマンがお店にプリントする場合、テストで焼いてもらうデータがあります。
正しい条件で制作したカラーチャートです。
このチャートと一緒にプリントに出せば、その出来上がりの、色やコントラストの偏りを知ることが出来るのです。
何度も言いますが、写真の仕上がりは好みです。
自分がいいと思えば、激安プリントでも大丈夫ということになります。
このカラーチャートが、ちゃんと見えない(白が白と見えていない、色の偏りがある、明るかったり、暗かったり)モニターを使っている人がいれば、まず自分のパソコンのモニターを正しく調整しなければなりません。
ノートパソコンの液晶モニターはコントラストが強すぎる傾向があります。
パソコンで色を判断するには、モニターの精度が重要です。(色を判断するモニターは高額です)
まず、自分のパソコンのモニターをチェックしましょう。