英国EU離脱 英国の要約(まとめ)
英国の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定。
2016年6月23日に英国で行われた欧州連合(EU)を離脱するか、残留かについての国民投票で、離脱派が約1740万票(51.9%)を集めて勝利した。残留派は約1600万票(48.1%)だった。
離脱派と残留派で英国は大きく2つに割れている。
離脱派支持の理由
■巨大になったEUの官僚体制への不満
■ユーロ圏経済の混迷にみる先行き不透明感
■難民問題に対処できずおろおろするEUといった、EU自体への不満
■国民に強い危惧感をもたらせた移民流入問題。
大英帝国としての過去があるし、「一人でもやっていける」という感覚がある。
残留派=高い教育を受けた人、グローバル化の恩恵を受ける人、国際的な経験が豊富な人、一定の高収入がある人、若者層
離脱派=労働者階級の一部、それほど教育程度の高くない人、グローバル化の恩恵を受けない人、一部の高齢者
ヤフーニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kobayashiginko/20160624-00059221/
深刻な移民問題
アングル:EU離脱で英国のエネルギー投資コストは割高に
ロイター日本語ニュース
政府統計によれば、人口約6000万人の英国で、2014年時点、300万人のEU市民が在住。
その中の200万人が2004年以降にやってきた人である。特に英国南部、そしてロンドンが最も多い。
英国は失業率も低いのでEU他国から働き手がどんどん入ってくる。
離脱派と残留派の差は僅かである。
英国にとって移民問題は深刻だろう。
ヨーロッパ大陸から様々な国の人が、英国を目指してやってきているのだ。
EUに加盟している以上、受け入れを拒否できない。
しかし、労働者の中には仕事を奪われる人達もいる。
高齢者の方たちは、古き良きイギリスであって欲しいと思う人も多いだろう。
英国内にしこりが残るのは当然としても、紳士の国として対応して欲しい。
離脱した影響は日本にもあるだろうけど、まだ先行き不透明である。
日本はまだ移民という問題を深刻に考えたことはない。しかし地球規模で各国が協力し合うとすれば、後進国や経済の混乱が起こっている地域から、他民族が日本を目指してくるとすれば、イギリスと同じ問題が発生するかも知れない。
グローバルな立場で寛容さを失わないことは大切だが、国を愛するナショナリズムも理解できる。
この問題はまだまだ続きがありそうだ。