長崎の石畳 墓と坂とバカが多い街
長崎に多いものは、「墓と坂とバカ」というくらい坂が多い町です。
本来平地がない場所に無理矢理住み着いたからです。
その中で、観光にお勧めするのが、東山手という地域です。
大浦天主堂やグラバー園はありますが、そこを見たらその地域を散策することをお勧めします。
この地域は鎖国時代オランダ人やイギリス人が住んでいて、その人達の洋館が今でも残っている地域です。
赤煉瓦、石畳とエキゾチックな光景が広がっており、写真を撮るにはもってこいの場所です。
30分ほど歩くと雰囲気がわかるでしょう。
ただ、洋館ばかりではなく普通の家もけっこうありますので、そこはしょうがないところです。
「ぶらタモリ」風に解説すると、江戸時代にできた石の築造物の石材の多くは安山岩という石で、長崎に火山があった物証です。
過去の日本は道路を舗装していません。
しかし、長崎は貿易港で、靴を履いた外人も多く馬車も頻繁に行き来しています。
その為、道路を西洋のように舗装したのが石畳になるのです。
有名なオランダ坂は活水大学へ行く坂道を言いますが、少ししかありません。観光パンフレットに載っている写真は、ピンポイントの撮影なのでがっかりすると思います。
まあ観光地の名所なんてあんなものです。
しかし、それにめげず先へ進むと、生活の中の石畳に出会えます。
洋館と石畳が生活に根付いている風景もいいと思いますよ。