写生に最適、田平天主堂
田平天主堂の写真素材 アートワークスフリーフォト
長崎市内からだと車で2時間以上かかる教会である。
いってみると、海辺の町のレンガ造りの教会で「絵」になる風景だった。
事実、絵心のある人の絵画の題材になっているらしい。
田平天主堂(たびらてんしゅどう)は、長崎県平戸市田平町小手田免にあるカトリック長崎教区の教会ならびにその聖堂である。正式にはカトリック田平教会(カトリックたびらきょうかい)、所在地にちなんで瀬戸山天主堂とも呼ばれる。国の重要文化財に指定されている。ウィキペディア
以前「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産としてリストアップされたが、「禁教期を主体にすべき」という方向転換があり、田平天主堂ははずされた経緯がある。
それは田平天主堂が1918年(大正7年)に作られたからである。
明治時代、パリ外国宣教会のラゲ神父、ド・ロ神父らが私費で荒れ地を購入して、こつこつと信者を集め現在に至っている。
私が田平天主堂に行った日は日曜日で、ミサが行なわれていた。
そのミサが終わると信者の人達が、教会の中と外を談笑しながら掃除を始めた。
これが、この教会が美しい理由である。
隣には墓地がある。
日本式の墓石の上に十字架が作られており、すべてが海の方を向いている。
観光地という華やかさとは無縁だが、この地に根付いたキリスト教を知ることが出来る場所である。
教会内の撮影は禁止されていたが、見るだけでもすばらしかった。
絵心のある旅行者にお勧めである。