終活 スマホや携帯の写真の始末
携帯にカメラ機能がついてから、皆さんは爆発的に写真を撮るようになっています。
最近のスマホは、ガラケーに比べカメラの性能と容量は格段に増え、保存能力はかなり多くなっています。
皆さんは信じられなれないほど沢山の写真を撮影していて、
「3年間撮りためた写真があるの」
というツワモノもざらのようです。
気楽に撮れるということが、気楽に忘れてしまうという気持ちを生み出しているようで、写真を大切にしない風潮を生み出しているようです。
アルバムのない人たち
前の文章でも書きましたが
死は突然やってきて、次の日には葬式になります。
その時、祭壇に飾る写真は、故人となった人のアルバムから複写するのが一般的です。
その時、その方のアルバムがなかったり、あったとしても昔の写真だけだったりという事態が起ります。
ご本人の携帯には、自分以外の人たちが写っているので
旅行の写真や記念の写真は、周りの家族や友人たちの携帯やスマホに入っているのでしょう。
昔は旅行に行ったとき、フィルム式のカメラでしたので、必ず現像に出していました。
集合写真などはプリントして、回りに配ったものです。
しかし、今はそんな習慣も廃れているようです。
なので、旅行好きだった方でもアルバムに1枚の写真もなく
葬儀の祭壇に飾られた写真は、免許の複写写真になってしまうのです。
選ぶのは大変な作業ですが、やらないと駄目
スマホや携帯の写真をプリントするにしても、いらない写真も多くあり、いい写真だけをプリントしたいものです。
「多すぎて、整理できない」
そんな声を多く聞きますが、整理してプリントするためには、まずいらない写真を削除しなくてはいけません。
削除上手は写真上手
この削除する事の上手な人が、写真のうまい人なのです。
削除する人は、写真をチャンと見なければなりません。
この見る作業が大切なのです。
見れば、いいか悪いか判断できます。
しかし、世間の大半の人たちは、撮影した写真を見ません。
撮影しっぱなしの人たち
写真を見ない人たちが多いというのも、カメラマンにしてみればショックな事です。
撮影した時、チラッと確認してそれでおしまいなのです。
これで、楽しい時間を記録した気持ちになるのでしょうね。
しかし、スマホや携帯は必ず壊れます。
たとえば落としたり、水につかるとすべて壊れてしまいます。
壊れたスマホや携帯から写真を取り出すには、余計な料金がかかったり、取り出せなかったりします。
壊れてしまえば、すべてなくなるのです。
怖いですねー。
プリントしましょう。
コンビニや家電量販店に行けば、1枚30円でプリントできます。
写真が整理できれば、プリントする枚数も減りますので、節約にもなります。
ご本人だけではなく、家族や友人たちもプリントしてくれれば、思わぬ素敵な写真が見つかるかもしれません。
整理整頓が終活の基本でしょう。
人に差し上げる写真があれば、プリントして差し上げましょう。
もらった本人は、とても喜んでもらえるはずです。
撮影しっぱなしで、知らぬ間に不義理をしているかも知れません。
そんな整理もしていたほうが良いと思います。