コルセアを描く
正式名称はF4Uコルセア。第二次世界大戦と朝鮮戦争でアメリカ海軍と海兵隊が使用したレシプロ単発単座戦闘機である。外見の特徴は「逆ガル翼〔カモメの翼の逆の形〕」である。
1943年2月14日に陸軍航空隊と合同でブーゲンビル島を攻撃して零戦主体の日本海軍の防空隊と初交戦した。
米軍側が10機被撃墜、日本側は零戦1機が自爆したのみで、「セントバレンタインデーの虐殺」と呼ばれる敗北を喫したしかし改良され、何度もゼロ戦に挑んでいる。
ソロモン諸島をめぐる戦いで、当初は格闘性能が上回る零戦に手痛い敗北を喫するが、太平洋戦争全般では日本軍機を2100機余りを撃墜したという。
少年時代よく読んでいたのが紫電改のタカ(ちばてつや)で、このコルセアは、ゼロ戦に立ち向かう悪役として描かれていた。
その当時の記憶として、このコルセアをグラマンという名前と勘違いして覚えていた。このコルセアの次に出てきたのがヘルキャットというグラマン社製の戦闘機で、この高性能機はゼロ戦を太平洋から一掃する能力を持っていた。「性能はコルセアの方が上だが、実績はヘルキャットの方が上」と米海軍も言っており、日本軍もヘルキャットを脅威と感じていたという。
ともあれ、逆ガル翼の戦闘機はよく覚えており、落書き帳に何度も書いていたと思う。
もちろん、ゼロ戦がコルセアをやっつける場面ばかりだか。