集合写真を撮る時の椅子の使い方
今は10月。秋のイベントシーズンで各会場で、色んなイベントが行われている。
私も毎週のようにイベント会場へ行き撮影業務をこなしている。
ピアノなどの音楽系や踊り系などは、1年の練習の成果を皆さんに披露する、教室の発表会が多い。
総数20から50名の出演で、会の終わりに集合写真を撮る時も多い。
そんなの時の裏技である。
プロの写真屋の場合、集合写真を撮るときは、人数が30名以上だとひな壇を使う。これは写真屋の自前で会場に用意していることはない。
ひな壇を使わないと、小学生など小さな子どもたちは顔がよく見えないからである。
しかし20名程度の集合写真となるとひな壇を使わない場合もある。
ひな壇は便利なんだが、なにせ大掛かりである。
持っていくのも大変だし、設置するにも時間がかかる。
結構高価なので一般の人達が気軽に購入できるものではない。
ただプログラムの都合上ひな壇を使わない時がある。そんな時は椅子を使う。
椅子にもいろんな椅子があるが、なるべくしっかりとした椅子を使うのが大前提である。
椅子はだいたい10脚前後を前に並べる。
小さな子や代表の先生は前に座り、その後ろに残った子供を立たせる。
これで約20名である。
それより数が多ければ、次に並べた椅子に立たせるのだが、その時の椅子の並べ方に小技が必要になる。
2列目の椅子は逆向きに並べるのだ。
こうすると登りやすいし危険度も少ないからである。
実はこのやり方は幼稚園や保育園で撮影する時のやり方である。
写真屋を頼んでない場合、このやり方を覚えておくと危なくないのだ。
ちょっとした事だけど、記念の日の写真である。椅子の上に立つというのは意外とバランスが必要なもので、騒いでいる子どもたちがいると事故もありうる。
年に一度の発表会の写真である。最後は事故もなくみんなの顔がしっかり写った写真を撮って欲しいと思う。
ただし長与の文化会館など、椅子の上には立っていけないという決まりがある会場や、おしゃれすぎて椅子の上に立てない場合もあるので、事前に会場の方に話をしておいたほうが良い。