2019長崎市の成人式 in ブリックホール

平成最後の成人式が長崎市ブリックホールで開かれた。

新聞によると県内の新成人13,653人という事である。まあいろいろいいたい事もあるが、おめでたいことなので幸多かれと祈るのみだ。

2019成人式

成人年齢は18歳

2022年4月より、成人年齢は18歳になる。

これは明治時代に決められていた法律が約140年ぶりにが改定されたすごい事である。

これまで20歳にならなければ、携帯電話を契約する、一人暮らしの部屋を借りる、クレジットカードをつくる、ローンを組むなどが出来なかったのだが、3年後から18歳で出来るということになる。

更に女性が結婚できる最低年齢は16歳から18歳に引き上げられ、結婚できるのは男女ともに18歳以上となる。

なぜ成人年齢が18歳に引き下げられたのかというと、2016年から選挙権が18歳以上となったからである。

世界の流れからいっても18歳成人なので妥当な事だろう。

大学の必要性

これまでは大学進学に際しても、18歳は未成年だったので親の力を借りる必要があった。

しかし18歳成人となれば、大人の判断で大学進学を選ぶことになる。

2019成人式

これはとても大事なことである。

進学費用もあるし、東京の大学に行くのなら別途生活費もかかる。そんな負担に今の親が耐えきれるかどうか疑問である。

こうなると、そもそも大学に行く必要があるのかということになる。

中途半端な学力しかない大学生など、今後の社会で必要になるかという事になる。

AI時代である。

国を栄えさせる優秀な大学生は、今後ますます重要度が増す。

しかし、これまでのような中途半端な能力しかない大学生は職場が極端に減っていくだろう。

すべての中レベルの大学生が駄目だといっているのではない。誰でも出来るような事務職の職場が減ると言っているのである。

日本独自の労働というものへの考え方

ヨーロッパ諸国はキリスト教の国である。

それは生まれた時から罪を背負っているという、原罪の国なのである。

そんな社会の中での、労働は苦役なのだ。苦役だからバカンスや休みを大切にする。

日本の場合は少し事情が変わってくる。

日本は職人の世界が豊富にある。職人の世界では仕事は苦役ではない。

それは求道の道であり、仕事は喜びでもある。

現在の日本では職人の給与も名誉も、いわゆるホワイトカラー族に比べて低い。

それ故にとりあえず大学へ行くという風潮が生まれたのだ。

ドイツ風マイスターへの道

ドイツの制度は何度か読んだだけで精通しているわけではないが、心に残るものがあった。

ドイツのマイスター制度
http://www.newsdigest.de/newsde/features/8887-meister-keywords/

ドイツの制度をそのまま日本に置き換えるわけにはいかないが、職人や専門職に対する考えがかなり進んでいると思う。

日本の若者も職人の道をもっと選択してもいいと思っている。

高齢化社会で役に立つ老人に

高齢化社会では70歳80歳でも働くことを求められる。

そんな時、専門分野を持っている人なら高齢でも十分社会に奉仕できるだろう。

会社というのは縦のつながりである。

よく定年退職してしまうと、引きこもり同然になる人が多いと言われている。

だけど、職人は横のつながりである。

定年はあんまり関係ないのだ。

私は現在63歳である。

だが講師の仕事もカメラマンの仕事も定年はない。

いつもと変わらない日常が死ぬまで続いていくだろう。

なので意外とおすすめである。

ヒヨコの群れ

ブリックホールに集まった新成人の群れを見た時、やはり女子の振り袖が圧倒的に目立つ。

2019長崎市成人式

それに比べて男子は存在自体が薄い。

まあ、女子の二十歳というのは、男子に比べ密度が違う。

女性の価値を年齢で分けるのはセクハラだと言われているが、

ハタチ前後の女子は無双状態にある。

これでは、未熟な男子は太刀打ち出来ないだろう。

そもそも若さが褒めそやされるのは女子だけで、男子は未熟なだけなので価値が低いのだ。

若いということが素晴らしいと思いこんでいる人が多いが、これは間違いである。

人生100歳の時代がこれから来るのだ。

二十歳というのは、どう見てもひよっこである。

まあ頑張って欲しいと思った成人の日だった。

2019長崎市成人式

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