虫を食べる勇気がない
昆虫食が食料危機救う!?長崎バイオパークで試食イベント 素揚げ、つくだ煮提供「パリパリとしたエビのような歯応え」 | 2019/3/9 - 長崎新聞 https://this.kiji.is/476762741303739489?c=174761113988793844
なぜ人は虫が苦手なのかというと、虫と人間という種が遠く離れているからだという。
また虫の方でも、身を守るために、他の動物から嫌われるように出来ている。
子供の頃は好奇心のほうが強いので、そうでもないのだが、大人はその好奇心が薄れてしまうので、怖さが先に立ってしまうらしい。
そんな現実の中で虫を食べようとする根性が素晴らしい(?)。
しかし世界はそうではないらしい。
アジア29国、南北アメリカ23国で食べられ、アフリカの36国では少なくとも527の昆虫が食べられており、世界で食用にされる昆虫の種類を細かく集計すると1,400種にものぼるといわれる。
中国のシロアリの卵の塩辛を食べる。
古代ギリシャや古代ローマ、中国、東南アジアではセミを食べる。
ラオス、ベトナム、タイ、中国でタガメを食べる。
しかしタブーとされている宗教もある。
ユダヤ教やキリスト教の新教系は特定の種類の昆虫がタブーとされている。
イスラム教では、アリやハチを食べることは禁じられているが、バッタを食べることは明確に許可されている。
長崎バイオパークでの昆虫食の試みは、食糧危機に備えてのことらしい。
確かに、良質な蛋白資源として、また比較的繁殖力が強く容易に得られる生物資源であるために利用されてきた実績もある。
日本でも、ハチの子など郷土料理として存続している。
まあ、昆虫以外でも、クロレラや海苔など藻類などの微生物や遺伝子工学(バイオテクノロジー)で作られる食料、オキアミなど動物性プランクトンなどの海洋資源もある。
苦手な人は、こちらを選ぶ選択肢もあるから安心してもいいかも。
だけど不思議なんだが、姿かたちが似ている海の甲殻類たちの、エビやカニは大好きである。
もしかして、昆虫が食べられないというのは、ただの偏見なのかも知れない。