長崎の猫たち(1)
猫の写真といえば岩合光昭氏の写真が有名になっている。
世界中の野生動物を撮影してきたプロが、なぜ猫を撮影したのかと腑に落ちない部分もあったのだが、自分で猫を撮影してみると、町で暮らす猫の野生が魅力だったのかと感じるようになった。
猫の撮影は難しいと思う。すぐ逃げるし、行動が気まぐれなので予測できない部分も多い。自分で撮影してみて改めて思う。
長崎には尾曲がり猫がいて、最近、イベント神社などが出来、賑わっているようである。
私が暮らす稲佐山の麓地域も猫が多い。なので岩合氏を真似して、朝の散歩の合間に出会った猫たちを主にスマホで撮影している。
だがスマホは望遠がないので難しい、っていうか撮れないよね。
なついている猫は寄ってくるんだが、ほとんどの猫は近寄ると逃げてしまう。
これが野生っていうやつなんだよね。
犬も猫も祖先は同じ
イエネコの起源は、ネズミを捕獲させる目的で飼われ始めたヨーロッパヤマネコの家畜化であり、ヨーロッパヤマネコの亜種とされることもある。ウィキペディア
つまり町で見る猫は、すべてイエネコである。
そして猫も犬も祖先は同じで、ミアキスという約6000万年前の中型肉食獣に遡る。
ミアキスの特性に近いままプロアイルルス(およそ2500万年前の漸新世に生息した最初のネコ科動物)を経て進化した種がネコであり、平原に出て集団狩猟を行う種を経て現在の姿に進化した種がイヌである。
ネコの聴覚は高音域に強い
犬が嗅覚に優れているのに対し、猫は聴覚が優れている。
その理由は、ネズミなどが発する高音に反応するよう適応したためといわれている。
そして夜間に待ち伏せ型の狩りをするのにも適応し発達したのである。
猫って面白い。
国際墓地を縄張りにしている猫たちがいる。