長崎の猫たち(2)
なぜ長崎には尾曲がり猫が多いのかという、私説を書いている。ご興味があれば御一読を。
「尾曲がり猫の謎」
https://artworks-inter.net/ebook/?p=1440
朝のウォーキングで稲佐山中腹まで登り、帰りは平戸小屋の細い坂道の路地を降りて戻ってくる時もある。
その日の気分で違う細い坂道を歩くのだが、この地域は猫が多い事に気づく。
車やバイクが通れない道なので、猫たちも安心なんだろう。
そして時々猫の集会に出会う。
猫の集会は「猫同士のコミュニケーション」「連携強化」の為に行われるという。
しかしよく見ると、血縁ではなさそうな猫たちは一定の間隔を常に保っているように見える。
このあたりが猫の野生なんだろうと思う。
猫は単独行動をしないはずなのに会合を開くのは、新参猫がテリトリーを侵害してないか確認しているという説もある。
猫も人と暮らすと、変化してくるのかなと感じる。
化け猫
猫は怖い側面がある。
夜行性で眼が光り、自由気ままに動き回る。足音を立てずに歩き、人と対面するとにらみ合いが続く。
身近な動物とすれば、やはり謎の生き物だと思う。
なので日本各地に化け猫の伝説が残されている。
近くで言えば佐賀県の鍋島の化け猫騒動が特に有名である。
佐賀県は国主の龍造寺氏がいる。だがこれは名目だけで、徳川家康は鍋島氏を実際上の藩主と認めていた。
これに悲観した龍造寺高房は自殺を試み死亡する。そして高房がかつて飼っていた猫が化けて出て、鍋島家に復讐を企てるという話である。
猫には復讐や恨みというものが似合うからだろう。
また、猫又というのもいる。年老いて尻尾が二つに分かれた化け猫である。
茨城県や長野県では12年、沖縄県国頭郡では13年飼われたネコが化け猫になるといい、広島県山県郡では7年以上飼われたネコは飼い主を殺すといわれる。
あー恐ろしい。
猫好きな人は、自由を好み、人に指図されたり束縛されたりするのが嫌いな性格だそうだ。
私は人に指図されたりするのが嫌いな性格だと思う。
だけど犬のほうがどちらかといえば好きである。
まあ、性格当てなんか信じないほうが良いですね。