長崎の猫たち(3) マイクロチップ義務化
ニュースで動物愛護法を改正しようとする動きが活発になっているニュースが流れた。
2018年12月11日、超党派の「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」が総会を開催し、動物愛護法の改正骨子が了承されました。
改正案は、虐待罪(殺傷)の法定刑を現行の2倍以上となる5年以下の懲役(または500万円以下の罰金)に引き上げる罰則強化や、犬猫へのマイクロチップ装着の義務化、生後56日を経過しない犬猫の販売禁止などを盛り込んでいる。2019/05/31 読売新聞
ペットへの関心の高さは、先進国のトレンドだ。
関心が高いだけならいいのだけど、法律でいろいろ罰則を作り出していく風潮が怖い。
今回の「犬猫へのマイクロチップ装着の義務化」はどうなんだろうか。
装着とは外科手術をして猫の体の中に、チップを埋め込むことだ。
なぜこんな事をするかというと、犬や猫が捨てられたり災害時にはぐれたりした時に、飼い主がすぐにわかるようにする為である。
これで、保健所などで保護された猫の殺処分をなくすことが出来るという。
これでペット大好きの人たちは安心するらしい。
犬や猫たちの思い
しかし、この法律に対してなんか変な感じがするのだ。
人間は犬猫を完璧に管理できて満足なんだろうが、猫や犬たちはどう感じているんだろうか。
犬や猫は自分たちの体にチップを埋め込まれるのを喜んでいるのだろうか。
「俺たちは人間の持ち物じゃないぞ」ともし動物が話せるならば、そう言うだろう。
現在先進国では、ペットを以上に可愛がったり、動物保護団体の過剰な監視が、社会問題になっている。
しかし、私とすれば、クジラや犬猫は殺してはいけないが、豚や牛、鶏はどんどん殺している現状を思えば、ダブルスタンダードの極みだと思っている。
散歩中に出会う猫たちの中には、近づくだけで威嚇する猫もいる。
猫はやはりケモノなんだと思うのだ。
江戸時代の生類憐れみの令のように行き過ぎた動物保護法律は悪法となる。
猫にチップを埋め込む事の是非を考えてほしいと思った。