稲佐山スロープカー 高架下を歩く
長崎市の稲佐山公園駐車場と稲佐山山頂展望台間約500メートルを結ぶ「長崎稲佐山スロープカー」が1月31日、開業。関係者がテープカットをして運行開始を祝った。営業時間は午前9時~午後10時。往復料金は大人500円(片道300円)、中高生370円(同220円)、小学生・幼児250円(同150円)2020/2/1(土)長崎新聞
1/31に運行開始とあり、稲佐の人間としては、とりあえず見学に行く。
30年くらい前、稲佐山公園駐車場と山頂をつなぐスカイウェイというロープウェイがあった。
スカイウェイは1990年、民間業者が開業。しかし、赤字経営が続いたことから、98年から市が施設を無償で引き取り、長崎ロープウェイ・水族館に業務を委託して運行したが2008年3月31日に廃止している。
昔の話だが、子供たちを乗せた思い出がある。あまりにも短く、運賃も割高感があり、乗ったのは1度きりだった。
スカイウェイは老朽化と赤字運営で幕を閉じたが、今回はどうだろうか。稲佐山にいろんなものを作るのはいいが、続かないのは困ってしまう。
今回はジャパネットと、一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館が共同事業として行うという事で、少し期待が持てそうである。
今日は、スロープカーに乗らずに歩いて、山頂まで歩く事にする。
まあこんな感じ。歩いても時間はそんなにかからない。高架下には、小さな展望所もあり、スロープカーで山頂へ行き、高架下を歩いて下るのもいいでしょう。
ついでに山頂展望所付近を見て回ったが、こちらはかわりばえがしない。
ただ、稲佐山三角点が新しく出来ている。
あと稲佐山山頂にある祠の周りが、少しきれいになり、天照大神のお札が祀られている。昔は八大龍王だったと記憶しているが、このお札も新規に差し替えたのだろう。
稲佐山は稲佐人からしてみれば、庭みたいなものだ。幼稚園から小学中学と遠足は、必ず稲佐山だった。なので愛着も深い。
稲佐山が楽しくなることに異論はないのだが、作るだけではなく、ちゃんと持続的な整備を強くお願いしたい。朽ち果てた人工物ほど、嫌なものはないからである。