新幹線の橋が宝町の空に架かる
ご存じ長崎新幹線の工事である。
長年宝町はバスや電車の乗り換えや、仕事場もあったのでなじみがある場所である。
その宝町に橋が架かるとは・・と、驚くと共に、これは見ておきたいと思い、早朝、ウォーキングの足を延ばし見に行った。
長崎新幹線宝町橋梁が仮架橋 橋桁が国道またぐ国道202号線の宝町交差点付近が4月14日の夜間から明け方にかけ通行止めとなり、九州新幹線西九州ルート宝町橋梁の仮設工事が行われた。(略)
通行止めは5月~8月の間に延べ30日程度を予定しているといい、担当者によると「順調に作業が進めばお盆前には架橋が完了できる」という。長崎経済新聞 2020.04.15
なるほど。こうなるんだ。
左手には大きいコンクリ製のトンネルも見える。よく見知っている町を作り替えられていくといった不安もあるが、時代なんだなと思う気持ちも大きい。
九州新幹線(西九州ルート)だが、未だに佐賀県と話がついていない。
これまでの流れを見てみれば、最初の約束である、「スーパー特急」や「フリーゲージトレイン」、「リレー方式」を反故にして、「フル規格」を推し進める長崎側に非がある。
2022年に開通予定だが、問題になっている武雄温泉、新鳥栖間は対面乗換方式(リレー方式)により開業する予定である。
与党の国会議員による検討委員会において、新鳥栖、武雄温泉間はフル規格で整備することが適当であるとの基本方針が示されたが、佐賀県も事情があるし、もともと佐賀県民は頑固である。
そう簡単に首を縦に振るとは思えない。どうなるのか、興味津々だ。
宝町
宝町は明治中期まで海だった場所である。それまでは馬込沖と呼ばれていたとある。
宝町の町名の由来は不明だが、この町が出来た明治37年には、宝町と寿町が出来たとあるので、めでたい名前を選んで付けたのだと思う。
宝町あるあるといえば、セブンツーボールというボーリング場だろう。おじさん達の中には、あそこでボーリングやビリヤードをやった人も多いだろう。
観光行政
現在、コロナ禍で日本中の観光は壊滅状態である。長崎もその一つで、政局のよくわからない中国や韓国の気まぐれで、おさがわせな観光客に振り回されていた感が強かったのだが、現在はゼロ人に等しい。
観光行政は確かに経済に即効性があるが、そのリスクも大きい両刃の剣である。
こんど出来る新幹線が、吉と出るか凶と出るか。
どうも長崎の行政は、サイコロばかり振っているような気がする。